名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/10/22 - の記事

本日の名台詞

「裏切ったのになにも失わないのは、おかしいじゃないか」


タイトル:鋼殻のレギオス IV コンフィデンシャル・コール(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あまぎしゅうすけ:雨木シュウスケ
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :レイフォン (257 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

しつこいようですが、現在の富士見ファンタジアの中では文句なしにおすすめできるファンタジーです。主人公が激強なので成長物語にはなりにくいところを精神的な再生と、状況を上手く動かすことで緊張感がとぎれません。今の時点で4巻までなので、まだ手を出そうと思えば十分に追いつける巻数ではないかと……

さて、それでは台詞解説です。
この台詞の重要なところは、相手に向かって裏切りを糾弾しているわけではないというところです。これは過去に起こした自分の行為を、自身は周囲に対する裏切りだと思っていて、それに対する罰を受けなければならないと感じていること。それを表した台詞なのです。これぐらい誠実でありたいものですが……

2006年10月 の新刊情報 MF文庫J

「第六十一魔法分隊」「天槍のバシレイス」この単語にピクリと来たら「モノケロスの魔杖は穿つ」は買い? ファンタジーということですが、期待したいところ。

かのこん (5) ~アイをとりもどせ!~ 西野かつみ
神様のおきにいり (2) 【びしゃがつくの巻】 内山靖二郎
きゅーきゅーキュート!2 野島けんじ
ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険 ヤマグチノボル
パラケルススの娘5 騎士団の使者 五代ゆう
ぷいぷい3! 夏緑

2006年10月 の新刊情報 スーパーダッシュ文庫

新人作品に七月隆文と神代明の新シリーズ、そしてマブラヴのノベライズ。いろいろ見どころの多い月かも。

蘭堂家の人々 Goddess of the Earth 嬉野秋彦
ストーン ヒート クレイジー 三上康明
ラブ★ゆう 七月隆文
マブラヴ1 EXTRA 運命 北側寒囲
ぴ ぴ ぴ! 神代明

神様のおきにいり 2 びしゃがつくの巻 (2)

タイトル:神様のおきにいり 2 びしゃがつくの巻 (2)(小説:MF文庫J)
作者  :うちやまやすじろう:内山靖二郎
絵師  :真田茸人
デザイン:?
編集  :?

退魔ものにあらず。妖怪と人の関わりについて描写したハートフルファンタジーです。公式の紹介文にはご近所妖怪譚とありましたが、上手い表現です。
妖怪には妖怪としての考え方があって、それは人とは相容れない……という考え方が根底にあって、その辺をどう着地させるのかが物語のみどころかな?

つかみ所があるようなないような、なんとも言い難い印象があります。1巻で妖怪たんころりんとか出てきましたが、ああいう妖怪を「ちょっといいなあ」と思える人には買いでしょう。あー全然説明になってない……orz