名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/11/14 - の記事

エクスプローラー4 仇敵撃破

タイトル:エクスプローラー4 仇敵撃破(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :きたやまだいし:北山大詩
絵師  :いしだあきら:石田あきら
デザイン:?
編集  :?

便利屋斡旋サイト「エクスプローラー」のすご腕、透は超透視力を持つ少年。その能力を活用してさまざまな依頼をこなしていきます。そこに超聴力も持つ少女・響なども加わり、やがては自分たちの持つ特殊能力の秘密に絡んだ事件にも関わっていくことに……。
第一部完結編。わざわざ第一部と銘打ってるところが気になります。あとがきで短編が出るかも・・・みたいなニュアンスでしたが、売れ行きしだいでは第二部もあり得るのかも。
きれいな、そして見事なクライマックスでした! 4冊というちょうどいい分量でもあるので、便利稼業な活劇を好みな方はぜひお試しください。まっとうにおもしろいです。

本日の名台詞

「あたしは、せんせときずなのこと、お似合いだなんて思わないわ。義理がたいお人よしと、頭のよくないお人よしが一緒になっても、笑って死ねるだけで生きのびられないもの」


タイトル:円環少女 (4) よるべなき鉄槌(小説:スニーカー文庫)
作者  :はせさとし:長谷敏司
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :鴉木メイゼル (49 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

圧倒的に個性的な世界設定と文体と、そしてサドロリ少女をはじめとした印象の強いキャラクター達が特徴のアクションファンタジー。
文体はちょっと読みにくかったり、一度読んだだけでは状況を把握しきれなかったりすることもありますが、要は慣れですし、それでも読みたい!と思わせるだけの吸引力を持ってます。

それでは台詞解説。
メイゼルの魅力というのは、嗜虐的な性格だけでなくそこに冷徹な現状分析も併せ持っている部分にもあるんですが、これはまさに冷徹な部分です

零崎軋識の人間ノック

タイトル:零崎軋識の人間ノック(小説:講談社ノベルス)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :竹
デザイン:?
編集  :?

戯言シリーズ外伝。
時系列的には、戯言シリーズの前に当たります。いろんなキャラの若いころ。一応主役は零崎轢識ということですが、零崎人識、荻原子荻をはじめとした人気キャラの若い頃にまた会える……というのが一番の売りでしょう。ファンにはたまらない一冊。
個人的には荻原子荻分を大量摂取できたので大満足です。