名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/12/17 - の記事

『春期限定いちごタルト事件』漫画化

●『春期限定いちごタルト事件』漫画化されます

えーっ!?
個人的には今年のライトノベル10大ニュースクラスに驚き。小佐内さんの狼っぷりはどう表現されるのでしょうか。
目立たない一小市民を目指す小鳩君と小佐内さんの日常ミステリです。きっちりとした体裁のミステリですが、同時に二人の日常や微妙な距離感などが実にライトノベル読者にとっても目を離せないのです。原作の方は夏期限定~であまりにも気になる終わり方をしているので、続きが待たれるところ。

本日の名台詞

「みどりちゃん、どうやって授業抜けてきた?」
「あの、生理痛って言って……」
「あーわたしもー。手っ取り早いからいいよね」
「わたしも同じですー」
「……いつから生理痛は伝染病になったんだか」


タイトル:ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~(小説:GA文庫)
作者  :すずもとゆういち:涼元悠一
絵師  :一美
デザイン:?
編集  :?
キャラ :白河恵那&? (296 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ドイツ語というと、どうも鋼鉄な印象を持ちがちですが(自分だけ?)、この作品は百合でロリで押しかけ女房という、なんかこういろんなものが寄り集まったなんともにぎやかな現代ファンタジーです。
伝奇要素はあるのですが生死をかけたバトルアクションにはならず、ほぼ女子校に近い学園での百合で騒がしい日常と、ロリな美少女に押しかけられて右往左往するヒロインの様子が実に楽しく描写されています。文章も実にテンポがいい。おすすめです。

『…うるさい。殺すわよ』と言われたい! ライトノベルのツンなヒロイン万歳

ツンデレがもてはやされる今日このごろ、しかししょせん本質はデレ。
それでは足りない。もっとツンを! デレなどは針の一穴で十分!と思ったことはないでしょうか。
『それなんてマゾ?』
それを否定することにいささかためらいを覚えることにやぶさかでない程度には感情の揺らぎがなくもないですが、
ともかくツンです。デレはいらない、でもただのサドとは違う。
そんなヒロインをライトノベルの中から拾ってみましょう。