名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/07/04 - の記事

本日の名台詞

「未玖が泣いた」
「え?」
「下らない理由で下らないことをした奴の下らない一言で未玖が泣いた」
「それ、僕のこと? 僕にとっては下らないことじゃないし、言ったことも真実なんだけど」
「お前のことなんかどうでもいい。会長もどうでもいい。魔女連盟もどうでもいい! 私が怒っているのは、お前が私の大事な妹を泣かせたこと、ただ一点! お前には手加減しない!」


タイトル:ウィッチマズルカ (1).魔法、使えますか?(小説:スニーカー文庫)
作者  :みずぐちたかふみ:水口敬文
絵師  :すまきしゅんご:すまき俊悟
デザイン:?
編集  :?
キャラ :綾白夏咲 (274 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

リスクが高く、等価交換でもないマジック・レプリカを巡っての攻防が繰り広げられる魔法もの。
魔法の設定もなかなか興味を惹かれるものでした、が、私的にはそれよりなにより姉妹間の絆、これに尽きるなーと。メインの綾白姉妹以外にも、この1巻では2つの兄弟姉妹の形が出てきますが、それが対比になっていてより綾白姉妹の結びつきを意識させてくれます。
この絆の強さをまっとうに楽しむもよし、不埒な百合妄想にふけって読むもまたよし(笑)。
おすすめです。

それでは台詞解説。
自分たち綾白姉妹の絆を否定するような言葉を吐いて妹が傷ついたことに激怒したお姉ちゃんパワーが炸裂です。

プリンセスはお年頃!(1) HJ文庫

タイトル:プリンセスはお年頃!(1) HJ文庫(小説:HJ文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :みやまわか:深山和香
デザイン:森山忍
編集  :?

馬車馬のごとく働きまくる榊一郎さんの新シリーズ。これはなかなか好感触でした。

16歳、お年頃のお姫様。
ある日「おまえ――ちょっと処女喪失してこいや」というとんでもない父親の一言で送り出され、婿捜しの旅に出ることに……。ただしこのお姫様というのが実はただものではなく。
(以下ネタバレ。とは言え帯にでかでか書いてあるので読んでも問題はなさげですが)