名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/07/05 - の記事

本日の名台詞

「貴様……貴様という奴は……!
悪魔め、地獄に落ちろ……!」
「――地獄?
そこは私の生まれ故郷よ? 忘れたの?」
「…………」
「そこから這い上がってくるのにどれほどの時間を犠牲にしたか……貴方達には想像もつかないでしょうね?」


タイトル:プリンセスはお年頃!(1) HJ文庫(小説:HJ文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :みやまわか:深山和香
デザイン:森山忍
編集  :?
キャラ :男&コリン (236 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

淫魔なのに潔癖性、しかもお姫様。
複雑すぎる身の上を持った少女が婿捜しの旅に出るというファンタジーです。
詳細な説明が必要なら表紙画像をクリックしてくださいませ。

それでは台詞解説。
鬼神のごとき強さを発揮して、暗殺者の一味を完膚無きまでに返り討ちにしたコリン。少々その身の上がわけありっぽい彼女は、辛酸な過去を送ってきたようで行動だけでなく、言葉の上でも暗殺者を切って捨てます。

串刺しヘルパーさされさん ~呪われチルドレン~ HJ文庫

タイトル:串刺しヘルパーさされさん ~呪われチルドレン~ HJ文庫(小説:HJ文庫)
作者  :きむらこう:木村航
絵師  :中村哲也
デザイン:西村大
編集  :?

せ、説明が難しい……。
胸から背中にかけて、剣が貫いているという菊級の呪いがかかったヘルパー・さされさんが、やはり様々な理由で呪われた人間の多い家庭にヘルパーとして雇われ、そこの家族の絆を修復していく話。
かなり圧縮して説明するとこんな感じですが、この受呪者という設定がなかなかに変わってます。
呪いの形態も様々。
そもそも文章のテンポが実に独特。
のんびりページをめくるつもりで読まれたほうがいいかもしれません。読後感はかなりよかったんですが、おそらく序盤この作品のテンポに慣れるのに時間がかかり、通常の1.5倍から2倍くらいかけて読み終えました。

ブライトレッド・レベル HJ文庫

タイトル:ブライトレッド・レベル HJ文庫(小説:HJ文庫)
作者  :ありはらたけひろ:在原竹広
絵師  :弘司
デザイン:西村大
編集  :?

全身に毒を巡らせるという特殊能力を組織で開発され、組織の殺し屋として育てられてひたすら道具としての日々を送る少女。ある日とある出来事から、人らしい感情を取り戻し、組織から逃走を図る……。
伝奇もの。
序盤の雰囲気だと、全編通して鬱で救いがないかと思いきやそうでもありませんでした。

せんすいかん(1) HJ文庫

タイトル:せんすいかん(1) HJ文庫(小説:HJ文庫)
作者  :みずきしょうたろう:水城正太郎
絵師  :あぼしまこ
デザイン:西村大
編集  :?

天才がどうのこうのという出だしなんですが……
奇人変人の集まる学園が沖縄旅行に行って大騒ぎ、まあ要約すればこれだけ。
コメディというか半ばはパロディ的。
ただ高年齢層ではないと、仕込まれたネタをスルーしてしまうような?
ちなみに「せんすいかん」と名前付いてはいますが、潜水艦とは何の関係もありません。