名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/08/05 - の記事

時をかける少女、見てきました。

余計な予備知識などなしでいいでしょう。
実にすばらしい青春SFストーリーでした。

SF的にいろいろ考えると「ん?」と思う点は出てきますがそういう野暮を言う物語ではないので、気になりませんでした。早くDVDにならないかなー。
あとはゲド戦記も鑑賞して、自分なりの費用対効果比較をしてみたいと思ってますが……。
なお、参考として以前公開していたサマー/タイム/トラベラーで言及された作品リストを復活させてみました。

本日の名台詞

「……イルク」
「どうした?」
「あのね……お昼、帰ってきてから……私言ったよね」
「あぁ……言ったな」
「私のこと忘れて、って……」
「……うん」
「あの……ね、あの……
……やっぱり、あれ、止める。
私のこと、忘れないで……」


タイトル:あしたびより I(小説:HJ文庫)
作者  :あまもりまもる:雨森麻杜
絵師  :下北澤鈴成
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ルシア&イルク (205 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

1巻と銘打ってますが、この巻で綺麗にまとまっている良質ボーイミーツガールです。
実にいいものです。この説明で足りなければ画像クリックするよろし。

それでは台詞解説。
……説明などという無粋なものは必要ない気がします。ええ。半ば仲直り的な意味も含んでますが、みたまんま会話のまんまです。私はこの台詞でトドメをさされましたですええ。

あしたびより I

タイトル:あしたびより I(小説:HJ文庫)
作者  :あまもりまもる:雨森麻杜
絵師  :下北澤鈴成
デザイン:?
編集  :?

これは良質なボーイミーツガールです。

メイドのルシアによる、少々気になる日記描写から始まる物語。彼女にとっての日記とは特別な意味を持ち、しかし楽しいというわけでもない他の人とは違う意味を持ったこと。
そんなルシアはある日、街で起きた小さな事件がきっかけで一人の少年・イルクと知り合う。意気投合する二人の仲は、しかしイルクの秘密を知ったことでルシアの態度は急によそよそしいものになり……。

だめです。あまりにも物語の核心とあらすじが密接に関わってるのでネタバレが危険で何も言えません!
できたら、裏表紙に載っているあらすじも目を通さずに本編にを読まれた方が新鮮なおもしろさを保ったままでいられると思います。よけいな知識を入れずに読むのを推奨します。

月の娘 1

タイトル:月の娘 1(小説:HJ文庫)
作者  :わたなべまさき:渡辺まさき
絵師  :山田秀樹
デザイン:?
編集  :?

ある日、突然頭の中に響いてきた少女の声。それは異世界から飛ばされてきた魔法使いの少女の仕業。
ごくごく普通の園芸部員だった一沙は、かくして否応なしにちょっとだけ不思議な日常の世界へ。嫌々ながらも一沙は異世界の少女が元の世界に変えるための手伝いをすることになり……。
現代日本の学園を舞台に送る魔法ファンタジー。ちょっと和風テイストです。

筋書きそのものは極めてオーソドックスなので、特筆するべきことはありませんが、主人公が園芸部員であることから、部活の描写もそういった方面のものになるんですが、これが実に目に浮かぶように描写されています。それと富士見ファンタジアの「夕なぎの街」でもそうだったんですが、食べ物を食べるシーンが非常に魅力的で、思わずこっちのお腹が空いてしまいそうな感覚です。まだ1巻で物語があまり動いていないという理由もあると思いますが、魔法に関わるシーンよりもむしろ日常の何気ない描写が魅力のお話ですね。

リバーシブル 1.黒の兵士

タイトル:リバーシブル 1.黒の兵士(小説:スニーカー文庫)
作者  :みづきこう:水月昴
絵師  :方密
デザイン:?
編集  :?

アンダーグラウンドではやっている、超リアルなシミュレーションバトルに夢中の6人。そのゲームには謎があって……。
という極めてオーソドックスな形のSF。話もある程度まとまっているとは言え、明らかに途中で終わっているので1巻時点では評価保留です。

サマー/タイム/トラベラーで言及された作品リスト

サマー/タイム/トラベラーで言及された作品リスト

ちょっと以前に公開して、リニューアル時に消滅していたこのリスト、時をかける少女をみたのを契機に復活させてみました。内容は以前と変わってませんが、時間ものに飢えている方は参考にしてみてください。

こちらはサマー/タイム/トラベラー1(新城カズマ/ハヤカワ)→bk1→amazonで言及された作品のリストです。