名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/08/09 - の記事

本日の名台詞

「生まれながらに美しいなんて、ずるいやつってことですよ、先輩」
「それは、それはわたしの責任では」
「だって、ほとんどの人間は、ふつうなのよ。先輩。ふつう」
「はぁ」
「ねぇ、でも、十六歳で。まだ十六歳で、先輩みたいにとくべつな同性を見てしまったら。それが恋敵で、わたしを気にしてもいなかったら。
これからさきのながいながーい人生をですね、先輩。ちっともとくべつじゃない自分とむきあいながら、わたし、どうやって生きてくの?」


タイトル:少女七竈と七人の可愛そうな大人(小説)
作者  :さくらばかずき:桜庭一樹
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :緒方みすず&川村七竈 (116 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

親の「いんらん」によって、父親のわからない状態で生まれ育った少女・川村七竈は、その出自とあまりにも目立つ飛び抜けた容姿で周りから浮いているちょっと変わった存在。
そんな少女七竈と、彼女の恋愛模様、そして親だったかもしれない大人たちを巡る物語です。
おもしろい……というか、特徴的なのは(別にこの作品に限ったことではありませんが)会話とは自体は浮世離れしていて、おとぎ話のような感覚であるはずなのにそこから描き出される多感な少女の心情表現はこのうえなくリアルに感じることでしょうか。

楓の剣! (3)

タイトル:楓の剣! (3)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :かたやまわか:かたやま和華
絵師  :梶山ミカ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

2006年8月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

ヒドラ―HYDRA― 2 吉田茄矢
マルタ・サギーは探偵ですか?3 ニッポンのドクトル・バーチ 野梨原花南
エクスプローラー3 白黒乱舞 北山大詩
楓の剣! 三―かげろふ人形 かたやま和華