名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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10/04/25 - の記事

本日の名台詞

「どうしたのですか?」
「あなたはそんなものではないでしょう?」
「そんなあなたを見たくて、ツェルニに来たわけではないですよ」

「なにがあなたをそんなにしているのか知りませんが」
「いまのあなたを見られて、恥ずかしいと思う人はいないのですか?」
「わたしにはいます」
「家を出たことで起こるだろういろいろなことよりも、これを為しえなければならないと感じることがあります。その人の前で胸を張るためには、そうしなければならないことが」
「そのためにわたしはここに来たんです」

「わたしだって……そんなあなたは見たくありませんよ」


タイトル:鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あまぎしゅうすけ:雨木シュウスケ
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :クラリーベル (55 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

最強っぽいくせに精神的には強度の依存体質の少年レイフォンが主人公の派手アクション。

それでは台詞解説。
(今回、地の文とかレイフォンの沈黙部分はすっとばして紹介しているのでご注意ください)
リーリンとの決別で抜け殻のようになっているレイフォンと勝負をしてあっさり勝ってしまったクラリーベルによる失望の台詞です。今気がついたけど、性格こそリーリンと全然違うけど、自分の方向がはっきり定まっているところやはっきり物を言うところなど、リーリンとクラリーベルは似ているのかも。

鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム

タイトル:鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あまぎしゅうすけ:雨木シュウスケ
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

いろんな作品を過去に読んできましたが、ここまで変わらない主人公はいっそ尊敬に値するかも。
ラブコメにありがちな軟弱少年とはその力量は比較するのも馬鹿らしいレベルなのに、その精神は常に他人に依存することで成り立っているというすごいアンバランスさ。
この調子だと、まともに目覚める頃にはストーリーが終わってそうだ……。

ベン・トー 5.5 箸休め~燃えよ狼~

タイトル:ベン・トー 5.5 箸休め~燃えよ狼~(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :柴乃櫂人
デザイン:?
編集  :?

無駄に熱い半額弁当争奪戦アクション&コメディ(含む変態)、今回は短編集です。
1巻が出た当初から怒濤の勢いで応援してきたけど、まさかこのシリーズが短編集をはさめるまでに育つとは、ものすごく感慨深いものがありますね。
あとはもう多メディア展開だじぇ!

外伝ってことで弁当争奪は基本なし。
あの不幸の代名詞あせびちゃんと、本編では強烈すぎて脇役に回らざるを得ない白粉に特にスポットが当たってます。