名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「美琴ー、ついでに庭の草刈りやってくれよ」
「えー。ブラシじゃ草刈れないんだけど」
「俺のクサナギ貸してやるよ。よく切れるぞ。ただし、抜けたらだけどな」
「……ドリアンに顔突っ込めばいいのに」


タイトル:藤堂家はカミガカリ 2(小説:電撃文庫)
作者  :たかとおひょうすけ:高遠豹介
絵師  :油谷秀和
デザイン:?
編集  :?
キャラ :建代神一郎&天霧美琴 (72 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

独特の抜けた感じと切ない部分が両立しているのが持ち味の神話をちょっとだけ下敷きにした現代ファンタジー。

それでは台詞解説。
この二人の掛け合いがなんといってもこのシリーズでは不可欠ですが、そんな会話からの一シーン。
働きが足りない美琴に対して、労働を要求。そもそも、いくら武器がブラシだからって、草刈りができるとかいう問題ではない上に、クサナギはおいそれと抜ける剣ではないのでした。最後のは秀逸。