名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ちゃんと練習すれば、あれくらいなら誰でも跳べるかと……まともな運動神経のついてる人間なら」
「ひどいよ嘉穂ちゃん。あたしにだって運動神経くらいああるよう」
「ないとは言ってない」
「いまのはぜったい言ってたと思う」
「神経なら昆虫にだってある。よって森下にも」
「それって、ぜんぜんなぐさめになってないと思うな。クモやバッタと比べられてもうれしくないもん」
「バッタは昆虫だけどクモは節足動物。運動神経がないのも個性のひとつだし、森下は誰ともキャラがかぶってないから大事にすればいいかと思われ」


タイトル:よくわかる現代魔法 6(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :さくらざかひろし:桜坂洋
絵師  :みやしたみき:宮下未紀
デザイン:?
編集  :?
キャラ :坂崎嘉穂&森下こよみ (98 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

コンピュータ言語で魔法を実現する現代魔法の物語。
そうでありながらもサイバーな話にはなってないのがこのシリーズの妙とでもいいますか。

それでは台詞解説。
このシリーズはキャラ同士の掛け合いが極めてシュールなことが多いんで、その一例として取り上げてみました。
体育の授業で高跳びをやっている中での一幕です。嘉穂の友達に対する容赦ない……というか、たぶんこれでもちゃんと友達想いの一言のはず。