名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

つきもとはじめ:月本一

12/07/01 - の記事

ゆとりガジェット 1 一之瀬ゆとりのヒロシヒーロー化計画始動!

タイトル:ゆとりガジェット 1 一之瀬ゆとりのヒロシヒーロー化計画始動!(小説:ファミ通文庫)
作者  :つきもとはじめ:月本一
絵師  :himesuz
デザイン:?
編集  :?

平凡な主人公の少年の前に突然現れた天才発明少女・ゆとりは、執拗に主人公のことをヒーローに仕立て上げようとする……。

一種の中二病系? ただ作品全体のノリのせいか、そこまで痛々しい雰囲気は感じませんでしたね。なにせ発明品自体はまごうとこなきオーバーテクノロジーな代物ですし。

オチは……うんまあらしいというかひどいというか。

11/02/01 - の記事

○×△べーす (1)ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド

タイトル:○×△べーす (1)ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド(小説:ファミ通文庫)
作者  :つきもとはじめ:月本一
絵師  :日高フウロ
デザイン:?
編集  :?

第12回えんため大賞特別賞受賞作。

あらすじとか帯を一切確認せずに読み始めたら、序盤のノリがかなりぶっとんでいたので電波系コメディだと思っていたら熱い野球小説でしたというサプライズが待ってました。

最初の電波はどこへやら(いや終止健在とも言えるのだけれども)、ページを追うごとに王道な青春ですスポ根です。ただ、野球小説としては気軽に読める体裁になってますね。おすすめ。まあ、個人的な指標としてスポ根はよほど出来が悪くさえなければプラス補正がかかるんですが、そもそも実力のある人だけが手を出す分野なのかスポ根で外れを引いた記憶は皆無ですね。というわけで……おすすめですええ!