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主人公の柏田直輝の深刻なネガティブ時空が、少なからぬオタクにとって他人事ではなさそうで超怖い。

リア充っぽい美少女恋ヶ崎の片想い相手鈴木がイケメンだけど重度のオタク、一方主人公の柏田は、服装のセンスとかいろいろと空回りがひどくてそのうえネガティブ思考で片想い相手に行動を起こせない。そんな二人が交換条件でタイトル通り、というラブコメ。
あれこれ苦難を共にするうちに、恋ヶ崎とは距離が縮まり、第一印象は最悪だった桜井さんとも接近……してるはずが、なにこのネガティブな生き物。爆発しろ。

とまあ、微妙に読者の傷をえぐってくるような部分はありますが今回もおもしろかったですええ。

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美少女でギャル、でも片思いの相手に近づきたくてオタクになりたい恋ヶ崎桃。かたや冴えないオタクでリア充をめざしたい少年・柏田直輝。この二人の同盟関係ラブコメです。

11月に新刊出てたのに今頃読んでます……うんでもおもしろかった。
そうですねー、俺妹に近くて、でもちょっと違う、そんな感覚かな。オタクをあえて極端にはデフォルメせずに描写してるので読みやすいのかも。
2巻は、桃や直輝がコスプレに走ります。

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地味な隠れオタクとギャルっぽい女子が、お互い が好きな子とうまく行くように、共闘関係を結び指導しあう青春コメディ。

主人公が必死にオタクであることを隠そうとしたり、リア充になろうと「間違った方法で」おしゃれに気を使ったりする様子があまりにも現実味に溢れ、人によっては涙なしには読めないかもしれません。
しかし、そんな内容ではあっても楽しく読めます。おすすめ。

この作品のうまいところは、主人公のオタク趣味や服装センスなどの残念ぶりを影でフルボッコにしないで（いえ、そういうシーンもあるにはあるんですけどね？）、ヒロインの少女に直接斬って捨てさせているところ。正面からばっさりいくことで、陰湿さがなくなって、楽しく読めるという寸法です。