名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

あつぎじゅん:厚木隼

07/09/19 - の記事

僕たちのパラドクス 2

タイトル:僕たちのパラドクス 2(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あつぎじゅん:厚木隼
絵師  :QP:flapper
デザイン:?
編集  :?

時間もの。
歪んでしまった歴史を修正すべく、時空監査局(……じゃなかったかも。まあ細かいことは気にしない!)の少女・霧島榛名が動き出します。
前作の続編……なんですが、きれいさっぱり前の話を忘れてました(汗
にも関わらず特に問題なく読めました。設定の説明などがわかりやすく、読者に優しい作りだと言えるのではないでしょうか。
厳格に見た場合とツッコミどころ満載ですが、歴史改変もの(修正もの)としてのんびり楽しむのが吉。
細かい部分を気にしなければ、実際けっこうおもしろく読めます。やっぱり歴史改変ものはなんかこう燃えますね!

07/01/25 - の記事

僕たちのパラドクス―Acacia2279

タイトル:僕たちのパラドクス―Acacia2279(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あつぎじゅん:厚木隼
絵師  :QP:flapper
デザイン:?
編集  :?

第6回富士見ヤングミステリー大賞<大賞>受賞作。
時間ものです。
西暦2279年の未来からやってきた時空監査法院の捜査官の少女・ハルナと、ハルナが任務遂行中に遭遇してしまった少年・青葉のボーイミーツガールなお話。タイム・パラドックスにも正面から踏み込んでいます。時をかける少女のような学園日常を描写したものではないですが、タイムパラドックスという本気で考え出すと実にややこしい話を扱っている割にはかなり読みやすく、その辺りが大賞を受賞した理由なのでしょう。