名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

電撃文庫

07/06/15 - の記事

ぼくと魔女式アポカリプス 3

タイトル:ぼくと魔女式アポカリプス 3(小説:電撃文庫)
作者  :みなせはづき:水瀬葉月
絵師  :藤原々々
デザイン:?
編集  :?

本来既に死んでいるはずのところを、代替魔術師となることで生かされ、そのために同類の代替魔術師を倒し、エネルギーを補給し続けなければならない体にされてしまった人間達の物語です。
鬱で救いのない展開も多く、口ではあれこれ言いつつも主人公は迷いっぱなしで覚悟不完了だったりしますが……
どちらにろ設定上、死ぬことにしか平穏が残されていないような構造になっているあたり正しく悪趣味な物語ですええ。
けれど優しさも残されて……と、まあその辺は本編でお確かめを。
3巻にて幕引き。あとがきの「次は別シリーズ」から判断するに打ち切りの模様です。……まあ黒い話は読者を選びますからね(苦笑 

07/06/14 - の記事

世界平和は一家団欒のあとに 2 拝啓、悪の大首領さま

タイトル:世界平和は一家団欒のあとに 2 拝啓、悪の大首領さま(小説:電撃文庫)
作者  :はしもとかずや:橋本和也
絵師  :さめだ小判
デザイン:?
編集  :?

家族全員が特殊な力を持ち、世界どころか宇宙を股にかけて正義の味方をやっている星弓一家のご家族人情コメディ。
SF設定の部分は(いい意味で)割と適当なので、SFアレルギーとかのある方でも問題なく読めます。
今回は正義の味方が、壊滅させてしまったとある悪の組織のアフターケアを行う話。
日常会話のやりとりが非常に軽快で、読んでて気持ちいいです。家族間のあけっぴろげな間柄がよくわかりますね。
1巻のときはあまり感じなかったんですが、「吉永さん家のガーゴイル」が好きな人ならたぶん気に入ってもらえるのでは。

07/06/13 - の記事

レジンキャストミルク 7

タイトル:レジンキャストミルク 7(小説:電撃文庫)
作者  :ふじわらゆう:藤原祐
絵師  :くらもとかや:椋本夏夜
デザイン:?
編集  :?

日常パートでは楽しげにバカをやっている分、いったん戦闘パートにはいると一層そのシリアスさ、やりきれなさが倍加するレジンキャストミルク。
次が最終巻ということで物語も佳境に入ってきました。
巻頭漫画が心のオアシスです。いろんな意味で……orz
ネタバレは避けるって事で、展開については書きませんがきつい、きついよこれは。鬱作家の称号は伊達じゃないなあ。

天空のアルカミレス 5

タイトル:天空のアルカミレス 5(小説:電撃文庫)
作者  :みかみえん:三上延
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?

電撃文庫……いや、ライトノベル中でも屈指の幼馴染みストである三上延さんの手による伝奇バトルものもこれにて完結。
まあ完結編であらすじをどういういうのもなんですので、代わりに雑感でも。
ネタバレというほどのこともないですが、5巻だけ未読の方は注意かな?

07/06/12 - の記事

乃木坂春香の秘密 6

タイトル:乃木坂春香の秘密 6(小説:電撃文庫)
作者  :いがらしゆうさく:五十嵐雄策
絵師  :しゃあ
デザイン:?
編集  :?

完璧超人なお嬢さまだけど、ちょっとドジなところもあって、それと密かに少しだけオタク趣味な美少女・乃木坂春香と、主人公の少年・裕人のラブコメ。
どこまでもどこまでもお約束と予定調和の物語ですが、裏返せば安心して読めるということでもあり、それにあの破壊力の大きすぎるイラストが加われば、人気が出るのもわかろうと言うものです。読みやすいのも大きいですね。
6巻では、冬コミにサークルのお手伝いとして参加、あとは初詣という流れ。
冬コミのお手伝いのくだりは、去年の夏コミでサークル初参加を果たした私としては、あの感動が蘇ってくるようで不覚にも?すごく感情移入してしまいました(笑)

07/06/11 - の記事

神様のメモ帳 2

タイトル:神様のメモ帳 2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

別名ニート探偵アリス。
安楽椅子探偵ならぬ、基本的に部屋からほとんど出ることのないニートな探偵アリスを中心として、個性的なニート仲間達が舞い込んできた事件を解決に導くミステリ調の物語です。
1巻で主要な人物の説明が終わっている分、より物語展開が滑らかで緊迫感が増しています。

07/06/10 - の記事

付喪堂骨董店 2―“不思議”取り扱います

タイトル:付喪堂骨董店 2―“不思議”取り扱います(小説:電撃文庫)
作者  :おどうあきひこ:御堂彰彦
絵師  :タケシマサトシ
デザイン:?
編集  :?

オカルト的な骨董品を扱ったお店で起こる不思議な出来事の数々。
実のところ、ライトノベルでこういった題材の作品は非常にポピュラーではあります。
が。
そんな中で、このシリーズはかなりいい線行ってます。なによりもヒロインである咲の使い方が非常に好きですええ。
この要素を入れたことで、同題材の作品に埋もれない位置を保ってくれる……と、いいなあ。
ぜひしばらくこのシリーズにはがんばってもらいたいと思ってます。

07/06/09 - の記事

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸

タイトル:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸(小説:電撃文庫)
作者  :いるまひとま:入間人間
絵師  :左
デザイン:?
編集  :?

これは酷いヤンデレですね>最大級の褒め言葉

タイトルの「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」というのは、誰がつけたタイトルかわかりませんが、ものすごく的確なタイトルです。
ストーリーがミステリ仕立てになっている……というか、なにしろ語り手は「嘘だけど」が口癖のみーくんなので、どこまでみーくんが真実を語っているのかさっぱりわからないのもまたこの作品の魅力。
まーちゃんの精神のぶっ壊れ加減については実際に読んでもらうのが一番です。
まっとうな人間の思考からは完全に逸脱しちゃってますが、それがよいのです。
そうそう、カバーをめくってみてください。危険さが嫌でも伝わってくるはずです。

リヴァースキス

タイトル:リヴァースキス(小説:電撃文庫)
作者  :さのしなの:佐野しなの
絵師  :Fuzzy
デザイン:?
編集  :?

第7回電撃hp短編小説賞<大賞>受賞作。
設定の時点ですでに白旗。最近TS(性転換)ものはいろいろ眼にしますが、これはちょっと意表をつかれた!
しかも文章のテンポいいし、楽しー!

これはTSものには特に興味なくても、軽快なラブコメとしておすすめできます。
ほんとはインパクトを考えるとあらすじは知らずに読んだ方がいいので、ネタバレ避けたい方は以下は読まないように。

07/06/06 - の記事

2007年6月 の新刊情報 電撃文庫

あえて一個だけ挙げるなら……付喪堂骨董店の2巻が来ました。

乃木坂春香の秘密 (6) 五十嵐雄策
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸 入間人間
リヴァースキス<第7回電撃hp短編小説賞《大賞》> 佐野しなの
レジンキャストミルク7 藤原祐
ゆらゆらと揺れる海の彼方 (8) 近藤信義
世界平和は一家団欒のあとに (2) 拝啓、悪の大首領さま 橋本和也
“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店2 御堂彰彦

ゆらゆらと揺れる海の彼方 8

タイトル:ゆらゆらと揺れる海の彼方 8(小説:電撃文庫)
作者  :こんどうのぶよし:近藤信義
絵師  :えびね
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

哀しみキメラ 4

タイトル:哀しみキメラ 4(小説:電撃文庫)
作者  :らいらくれい:来楽零
絵師  :柳原澪
デザイン:?
編集  :?

実は2巻から積ん読ですが、読む気がないわけではないという意思表明……(汗

07/05/18 - の記事

トリックスターズC (PART2)

タイトル:トリックスターズC (PART2)(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

電撃文庫、どころかライトノベルというジャンルそのものでも貴重なミステリ。
魔術とミステリ、という一見相容れない両者を、「魔術も緻密な理論によって成り立ち、無理なものは無理」という魔術では再現できない不可能命題を設定することで融合させています。さらには出てくるキャラクターが個性的。私は基本的にミステリ読みではないので、まずどの程度エンターテイメント部分が楽しめるかどうかの方に目が行くのですが、このシリーズは娯楽性を確保した上で、きちんとミステリ部分も書けている良作です。
主人公が「語り手」ではなく「騙り手」であることも手伝って、物語が二転三転四転するので、謎解きに労力を割く気のない人でも単純に物語として非常に楽しめると思いますええ。おすすめ。
ちなみに第一部完結←あとがきの様子からして、シリーズ自体は続く模様。

シリアスレイジ 6

タイトル:シリアスレイジ 6(小説:電撃文庫)
作者  :しらかわとしゆき:白川敏行
絵師  :やすゆき
デザイン:?
編集  :?

物語も佳境に入り、いよいよ盛り上がってきました。
ラスボス級の敵の大盤振る舞い。つか強すぎ。これ、ほんとにあと1冊でめでたしめでたしになるんでしょうか!?
恋愛的な要素は薄目ですが、物語は非常にしっかりとしていてアクション部分も納得のサバイバルものです。
次で完結と言うことで長さも適度では。おすすめ。

07/05/15 - の記事

レギオン 2―きみと僕らのいた世界

タイトル:レギオン 2―きみと僕らのいた世界(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :山都エンヂ
デザイン:?
編集  :?

正直、こういう作品が電撃文庫で読めるとは予想外でした。
ネタがネタだけにちょっと読み人を選びますが、非常に満足できた読了感だったのでしっかりとおすすめさせていただきます。
いやはや、電撃で「自我」なんてものを扱う作品を読むことになろうとは!

れでぃ×ばと! 3

タイトル:れでぃ×ばと! 3(小説:電撃文庫)
作者  :こうづきつかさ:上月司
絵師  :むにゅう
デザイン:?
編集  :?

上流階級御用達のお嬢さま学校に併設されたメイド&執事養成学校。いろいろあって、その学校に入学することになった少年・明晴の執事修行の日々を描いたラブコメです。執事課程にいる人間は、明晴含めて5人しかいなため男女比が偏っているため、いろんなイベントには事欠かないというわけですええ。

3巻では、宗教上の理由で厳しい戒律を守っているお嬢さまが「事故」で、明晴が大ピンチに陥る……という話もあるんですが、なにしろその後にくるツンデレドリルお嬢さま・セルニアの大攻勢の方がインパクトが強かったかも。ツンデレ好きは絶対陥落するのでは? あ、あと読んだ人にはわかりますが、「自爆エロ」には吹きました。お腹痛い。

07/05/14 - の記事

「扉の外」で、彼女は絶対精神暗黒属性だよね?

deltazuluさんが扉の外2 は読むべきかという記事を挙げていましたが、リンク先を見れば分かる通りけっこう好意的な評価が多いようです。
かくいう自分も扉の外2の紹介はうだうだ言ってはいるものの気に入ってはいるんですよ?

ひっかかっているのはただ一点、「正樹愛美は精神暗黒だよな!? ていうか暗黒がいい!」ということだけ。
1,2巻の描写ではあの1組の女神様が内面で何を考えているのかさっぱりわからんわけで。
もし、同志がいたら嬉しいなあ、今のところ人の感想見てる限りでは誰もそんなことを言ってくれないので寂しいなあ、と。

07/05/12 - の記事

とらドラ・スピンオフ!―幸福の桜色トルネード

タイトル:とらドラ・スピンオフ!―幸福の桜色トルネード(小説:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?

ラブコメ書かせたら最強!
とらドラ!番外編の今作も、もはや語る必要のないくらいすばらしいラブコメでした!
ものすごい勢いで疾走する恋と青春、理解しがたいくらいの不幸体質の少年・富家幸太に訪れた恋。己と周りに降りかかる不幸を打ち倒して、さくらとの恋は実るのかっ!?
青春の無駄に有り余る躍動感がこれ以上ないくらいに出てます。逆にあれこれ余計なことを考え出して身動きが取れなくなったり

BITTER×SWEET BLOOD

タイトル:BITTER×SWEET BLOOD(小説:電撃文庫)
作者  :すおうつかさ:周防ツカサ
絵師  :chiyoko
デザイン:?
編集  :?

吸血鬼ものなので、定番中の定番と言いたいところですが……主人公の少女・森坂玲子の存在によって、どこかほんわかした印象に化けてしまうのはすごいかも。
人を疑うということを知らない根っからの善人で、どこか抜けたところがあって、その割には人の言いなりになってばかりでもない玲子。
友達のペースにもひたすら引っ張り回されるだけのようで、その実周りにすごく愛されてるなあというのがわかって微笑ましい限りです。闇の眷属の暗躍はちゃんとあるし、それ相応のエピソードもあるんですが、それよりも玲子のいろんな言動の数々が妙にツボに入ってしまいました。

吸血鬼ものとしては、アクションが薄めなことをのぞけば定番な作りですが、妙に主人公を気に入ってしまったのでおすすめとさせていただきます。うーむ、どこでスイッチが入ってしまったのやら(笑)
あと、恋愛ものとしても相手は素直じゃないながら一途で、ラブラブと言えなくもないのでその辺も楽しめるかな?

うさぎの映画館

タイトル:うさぎの映画館(小説:電撃文庫)
作者  :とのさきなお:殿先菜生
絵師  :田上俊介
デザイン:?
編集  :?

骨董屋でアルバイトしている少女・静流が主人公の物語……となると=伝奇or不思議系な話を連想すると思いますが……。
極端な話、事件はほとんど何一つ起こりません。あらすじには「ちょっと不思議な品物が集まる」と書かれてますが、これは普通の感覚からすると少し変わっている、というレベルの品物なので魔物も呪いもついてません。
静流には恋愛話が出てくるけれど、非常に穏やかな恋愛なのでラブコメとは180度方向性が違います。
よって、伝奇アクションや大恋愛を期待している人にはちょっと向いていません。ゆっくりと時間の流れる青春小説です。

07/05/11 - の記事

扉の外 2

タイトル:扉の外 2(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?

気がつくとクラスの人間全てが閉鎖空間に閉じこめられている、という状況の中で起こるゲーム小説。
そもそも舞台設定が同じなので、視点が1巻とは別のクラスとはいえだいたい物語構造的にも似通ってます。ただ、1巻に比べて主人公は受け入れやすい性格であるのと、投げっぱなし設定にも慣れていることもあって特に抵抗なく楽しむことが出来ました。
閉鎖空間内で起こる集団心理の行き先、謎のAIの画策するゲームの行方など、ゲーム小説としてはかなり楽しめます。
が。

以下は、普段ナビゲーターであることを心がけているためあえてあまり書かないようにしている個人的な感想。半分愚痴かつ、ネタバレなんでご注意を。

時の魔法と烏羽玉の夜

タイトル:時の魔法と烏羽玉の夜(小説:電撃文庫)
作者  :ありはらたけひろ:在原竹広
絵師  :GUNPOM
デザイン:?
編集  :?

一冊できれいにまとまっている魔法アクション+時間もの。
このまとまり方だと、たぶん続編とかは出ない……もし万が一出ても一冊で止めてしまって全く問題ない作りになっているので、時間ものと聞くと思わず手に取ってしまう方にどうぞ。

07/05/08 - の記事

2007年5月 の新刊情報 電撃文庫

10日発売。
いろいろ新作など出てますが、一個だけ気になる作品を上げるとすると「扉の外2」でしょうか。
前回は投げっぱなしジャーマンエンドでしたが、今回はどう来るのか。

いぬかみっ!14 完結編 〈下〉 ~fly high high~ 有沢まみず
とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード 竹宮ゆゆこ
デュアン・サーク II (9) 堕ちた勇者 〈上〉 深沢美潮
アスラクライン (7) 凍えて眠れ 三雲岳斗
れでぃ×ばと! (3) 上月司

いぬかみっ! 14 完結編 下

タイトル:いぬかみっ! 14 完結編 下(小説:電撃文庫)
作者  :ありさわまみず:有沢まみず
絵師  :若月神無
デザイン:?
編集  :?

とうとう読む前に完結してしまった……一度積んだのが間違いのはじまりorz

アスラクライン 7

タイトル:アスラクライン 7(小説:電撃文庫)
作者  :みくもがくと:三雲岳斗
絵師  :和狸ナオ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

あんでっど★ばにすた! 2

タイトル:あんでっど★ばにすた! 2(小説:電撃文庫)
作者  :すずきすず:鈴木鈴
絵師  :かなたろう
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/04/21 - の記事

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (2)

タイトル:鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (2)(小説:電撃文庫)
作者  :かべいゆかこ:壁井ユカコ
絵師  :テクノサマタ
デザイン:?
編集  :?

変人・訳ありの人間ばかりが集うアパート・鳥籠荘の住人達の日常を綴る物語です。

こういう形式の作品はけっこうたくさんあるのですが、文章力が高く、また登場する人物の背負っている過去もわりと洒落にならないものがあり、中でもこの2巻の主役となる浅井有生と井上理起の二人の幼少時の描写では、ある部分で寒気さえ覚えました。特殊能力とかそういった超常のものは一切出てこない作品ですが、魅せてくれます。2巻のラストに至っては「うわーここで止めるか!」という極悪な(笑)ものでした。
早く続きを読ませてください。おねがい。

07/04/19 - の記事

とある魔術の禁書目録 (13)

タイトル:とある魔術の禁書目録 (13)(小説:電撃文庫)
作者  :かまちかずま:鎌池和馬
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?

アクセラレータがかっこよかった!

ほかの有象無象はこの巻では全部おまけ……と言いたいところですが、主人公のことはおいといてインデックスが今回かなり重要な役割を果たしていたりと見どころの多い、大変熱い巻でありました。ここ数巻の中でもっとも熱かったですええ。

トリックスターズC PART1

タイトル:トリックスターズC PART1(小説:電撃文庫)
作者  :くずみしき:久住四季
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

貴重なライトノベル・ミステリ。
日本で唯一魔学部の存在する城翠大学に、世界で6人しかいないという魔術師のうちの一人が教授として招聘されて来た。それをきっかけとして巻き起こる、魔術によるミステリ。魔術を万能の物ではなく、科学のように体系的で、かつ不可能なことも多い学問として捉えることで、ミステリとして成立させているシリーズです。
この巻では、城翠大の学祭になくなてはならないあるものが盗まれ、その犯行予告&犯行声明を「アレイスター・クロウリー」を名乗るものが残していったことからはじまる推理劇ですね。

07/04/13 - の記事

レギオン きみと僕らがいた世界

タイトル:レギオン きみと僕らがいた世界(小説:電撃文庫)
作者  :すぎはらとものり:杉原智則
絵師  :山都エンヂ
デザイン:?
編集  :?

正直特にこれといった期待感とか持たずになんとなく読み始めたんですが、いやはやとんだ伏兵でしたねこれ。
明らかな2巻完結構成なんで、この1巻だけでは物語は中途半端もいいところで終わってしまってますが、この物語を綺麗に収束させることができたらものすごい勢いでおすすめしたいと思います。
現実世界と、異世界の話が交互に描かれるうちに、徐々に現実世界でもおかしな状況が起こり始めて異世界との接点が見えてくるという設定のSFなんですが……
神林長平ばりの(そこまで言うと言い過ぎかもしれないけど、例えとしては最適)心の行方や自我のあり方について描写されていきます。
まさかそんな話を読むことになるとは予想外もいいところでした。