名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/10/13 - の記事

本日の名台詞

「……二人分炊いちゃうんです」
「ご飯なら多めに炊いても困らないけど、ラーメンを二玉ゆでちゃったりすると困るんです。朝の用意をしていると、目玉焼きが二つに増えてたりするんです。手が覚えてるんです」


タイトル:彼女は帰星子女 4 (4)(小説:電撃文庫)
作者  :うえのゆう:上野遊
絵師  :あかざ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :芹沢望 (220 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

絆を描いた青春SF。

さっそく台詞解説。ついこの間まで当たり前のように一緒に生活していた人間が目の前から消えてしまうとどうなってしまうのか。果たしてその現実を受け入れられるのか。その喪失感を見事に表した台詞だと思います。

彼女は帰星子女 4 (4)

タイトル:彼女は帰星子女 4 (4)(小説:電撃文庫)
作者  :うえのゆう:上野遊
絵師  :あかざ
デザイン:?
編集  :?

宇宙人と地球人の混血で、どこにも今まで「居場所」がなかった少女・絹がようやく見つけた安らげる場所、気の置けない友人、そしてかけがえのない人・望。
……あえてストーリーにはつっこんで触れませんが、単に恋というよりも絆をテーマに書かれている気がするこのシリーズも4巻で完結です。果たして絹と望、二人の想いの結末はどうなるのでしょう。
正直言って、宇宙人の帰化政策とかけっこうスケール的には大きいはずなのですが物語的にはかなり地味な部類に入ります。無茶な展開というものがないせいかもしれません。その代わり、「絆」に関わることは細かく描写されているのでじっくり味わうには向いてます。下町青春SF、とか勝手に呼称してみたり。

世界は悪魔で満ちている? 2 (2)

タイトル:世界は悪魔で満ちている? 2 (2)(小説:電撃文庫)
作者  :あいはらあきら:相原あきら
絵師  :南野彼方
デザイン:?
編集  :?

1巻の作品紹介見てもらうとわかりますが、どうしようもなくおバカなラブコメ。
天使と悪魔が出てきますが、なんというかまあ……これを読んで、何か崇高な気持ち(笑)になったり、人間的に成長したり(笑)しようなどと考える真面目な人には向いてませんが、その場でくだらんテキストを読んで笑えればいいのだ、と思う人にはおすすめできます。私はけっこう好きです。
あらすじなんぞ必要あるとは思えないので省略!(笑)
ヒロインが、2巻に至っても主人公に弱みを握られてるからだと言い張って、一緒に登校したりはては自分からご飯を作りにいこうとしたりするあたりも実にバカらしくて素敵。