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06/10/08 - の記事

本日の名台詞

「健一さんのハーモニカはすごいですよ。それがわからないというなら、早く気づいてください。そうじゃないと応援してる私がバカみたいじゃないですか」


タイトル:Room No.1301 (#8)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?
キャラ :御園尾咲良 (217 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

例によって(こればっか)作品解説は画像クリックで。

それでは台詞解説です。
これを言ってる相手というのは健一なんですが、健一にはどうも自分のことを低く見過ぎていて、他人から見たらどう思われるのかという意識があまりにも薄い。その辺の意識についてうまく言い表せている台詞だなあ、と。他にもっと違う上手い言い回しのものもあったんですが、「応援してる私がバカみたい」の部分が気に入ったのであえてこれで。

Room No.1301 (#8)

タイトル:Room No.1301 (#8)(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

どこか心に問題を抱えた人間だけが鍵を手にして入ることの出来るマンション、ROOM1301。そこでのまったりとしてそれでいてえっちもある(笑)日常を描いたのがこの物語です。
どうしてもえっちに注目が集まりがちなこのシリーズですが、日常のなんともいえない会話のキャッチボール、それによって作られる独特な雰囲気こそがシリーズ……というか新井作品の肝であると思います。

なお、この巻ではとうとう物語が動き始めます。シーナ&バケッツがテレビの取材を受けることになり、それによって何かが変わっていくのですが……。その何かは読んでのお楽しみと言うことで。