名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/12/28 - の記事

本日の名台詞

「……っ、なにも、知りたくなかった……。誰とも近づきたくなかった……会わなければよかった……」
美羽にも、芥川くんにも、会わなければよかった。
「それじゃあ心葉くんは、わたしとも、会わないほうがよかったと思う?」


タイトル:“文学少女”と繋がれた愚者(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :井上心葉&天野遠子 (252 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

文学少女シリーズはいいものです。いろんな角度からみて素晴らしいです。詳細は画像クリックで。
ああそういう琴吹さんが、ここまでのキャラクターになるとは思ってませんでした。がんばれ琴吹さん、ただの噛ませ犬で終わるな。ていうか、このままでは琴吹さんが報われなさすぎなので、なにかこうさならるエピソードを用意してあげてください。

それでは台詞解説。
あえて、前後の部分は書きませんでした。表面上だけ取り繕いつつも、内面では大きな心の闇を抱えた心葉くん

“文学少女”と繋がれた愚者

タイトル:“文学少女”と繋がれた愚者(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

現実の文学作品と、作中の状況を密接にリンクして展開させる”文学少女”シリーズ第三弾。
今回は、今までに登場してきたキャラクター達の抱える心の傷が各所で関係しあい、主人公の心葉くんの抱える問題についても踏み込んだ描写が増え、物語的にもみどころの多い1冊となっています。
うーん、巻を重ねる事にさらによくなる印象がありますね。おすすめです。
単に文学作品とリンクさせてるだけではなく、ミスリードを誘ったりミステリ的な部分もあり、読んでる人間を飽きさせません。