名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「……っ、なにも、知りたくなかった……。誰とも近づきたくなかった……会わなければよかった……」
美羽にも、芥川くんにも、会わなければよかった。
「それじゃあ心葉くんは、わたしとも、会わないほうがよかったと思う?」


タイトル:“文学少女”と繋がれた愚者(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :井上心葉&天野遠子 (252 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

文学少女シリーズはいいものです。いろんな角度からみて素晴らしいです。詳細は画像クリックで。
ああそういう琴吹さんが、ここまでのキャラクターになるとは思ってませんでした。がんばれ琴吹さん、ただの噛ませ犬で終わるな。ていうか、このままでは琴吹さんが報われなさすぎなので、なにかこうさならるエピソードを用意してあげてください。

それでは台詞解説。
あえて、前後の部分は書きませんでした。表面上だけ取り繕いつつも、内面では大きな心の闇を抱えた心葉くん。壁にぶつかってまた傷つき、中に籠もろうとしているところを遠子先輩に引っ張り上げられます。遠子先輩にだけは嘘がつけないのです。ずっと見守ってきた人だから。だからどうやって返答するのかなんてもうわかっているのですが、ぜひ本編で確かめてみてください。