名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/09/19 - の記事

本日の名台詞

「教頭先生は胸やお尻が見える衣装が嫌いなんスか?」
「おいおい、私を誰だと思ってるんだ? 胸やお尻が見えるエロい衣装は大好きだぞ。だが私にも立場というものがあるからな。教育委員会の口うるさいお偉方の前でそんな物を見せられたら困るのだ」
「……生徒がかわいくないんスか?」
「かわいいぞ。特にブルマの女生徒とか、スク水の女生徒とか、レオタードの女生徒とか……。っだが、生徒がかわいいからといって、これを認めるわけにはいかんのだ。……なぜだかわかるか、東雲?」
「わかんないスよ」
「私は、自分の方がもっとかわいいのだ」


タイトル:シャムロック「夕闇のイリュージョニスト ですぅ~」(小説:GA文庫)
作者  :さわがみみずや:沢上水也
絵師  :西脇ゆぅり
デザイン:?
編集  :?
キャラ :東雲クリス&教頭 (81 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

表紙絵だけ見ると、萌えとしかいいようのないように思えますが、内容的にはむしろマッドなSFに寄っていて、こてこてのラブコメになる要素が満載なのになぜかラブ寄せからは遠く離れているという、ある意味では特筆に値するメイドポリスで割と燃えで割とバカ小説です。

それでは台詞解説。
確かに自分以上にかわいいものなどありえません。教頭先生はさすがです。

お留守バンシー (3)

タイトル:お留守バンシー (3)(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :とべすなほ:戸部淑
デザイン:?
編集  :?

ご主人様(吸血鬼)が不在の間の城のことをよろしくまかされて、留守番をがんばるバンシー少女(とは言っても実年齢は当然違うわけですが)の話。
3巻目ともなると安定している、としか言いようがないです。
タイトルに縛られる分不利じゃないかと思うんですが、留守番ネタでがんばってますね。
変なクセがないので実に読みやすい。ライトノベル初心者にも抵抗なく受け入れてもらえ、男女の差なども全く問題にしません。図書館などにも安心しておけます(笑)。
濃い層にも、殺伐とした話の後の箸休めとかにちょうどいいんじゃないでしょうか。