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ちょっとゆえあって4巻よりも5巻の紹介のが先になってしまいましたが、まあ無問題と言うことで。

いつの間にか、すっかり英雄の孫vs権力の頂点達による権力闘争劇と化してきました。巻が進んだこともあってか、出てくる人間はいずれも切れ者ばかりでお互いに隙あらば相手のことを沈めようとしてきます。
その辺の対立が、今回はあくまで表向きはとある神官学校で行方不明者が続出している件での潜入調査という形で激烈に展開。
学校の事件の謎を解決しつつ、構図そのものは権力闘争ってこれなにげにすごいです。今更ですが、このシリーズ遅ればせながら追いかけてよかった！

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非常に良質なおとぎ話。

既に過去3作で十分すぎるくらい実力はわかっていますが、やはりこの作品も文章そのものが美しいですね。突飛なキャラよりも練られたストーリーや文章を読みたい方には間違いなくおすすめ。ちなみに電撃文庫では極少数派のイラストのない作品です。

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学校の階段の外伝、あるいは短編集その２。
既に本編は完結してしまっているので読者にとっては極めてまったりと読む感じ。
ええと、ある意味井筒の妹こそがこの巻における真のヒロイン、どころかもし学校の階段に続編があるなら、間違いなく新主人公となるような露出っぷりですが、そこはあえて華麗にスルーして御神楽あやめ語りでもしたいと思います。あやめさんかわいいよあやめさん。