名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

10/07/16 - の記事

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと真夜中のカルテット

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと真夜中のカルテット(小説:GA文庫)
作者  :あざのこうへい:あざの耕平
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?

腕は確かだけどあくまで大衆向けの音楽を追究する、外面はいいけどその正体はやたら偉そうな自己中音楽家ダン・サリエルと、その周りの精霊と人々を描く物語。

このシリーズは、ポリフォニカの他のシリーズと違い、世界の危機などの大スケールではなく、あくまでサリエルの周囲のできごとを楽しく描くところが持ち味だったんですが、今回そんなサリエルがスランプに陥って自分の音楽性などに悩むという希有な姿を見ることが出来ます。作品的にも一皮むけましたね!

神曲奏界ポリフォニカ リユニオン・ホワイト

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ リユニオン・ホワイト(小説:GA文庫)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :凪かすみ
デザイン:?
編集  :?

ポリフォニカシリーズの中でも唯一過去編を扱うホワイト。
ポリ赤をはじめとする現代編では墜ちてしまっている(らしい)精霊島が健在で、かつ精霊との関わり方もかなり異なるなど、いろいろ謎があるわけですが、いよいよ物語も佳境が近づき、刻一刻と歴史の空白の真相に迫りつつあります。

……いやこれ、まじで綺麗な終わり方できるの?
バッドエンドルート一直線に思えてしょうがないんですけど!