名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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10/09/02 - の記事

ベティ・ザ・キッド(上) (角川スニーカー文庫 173-5)

タイトル:ベティ・ザ・キッド(上) (角川スニーカー文庫 173-5)(小説:スニーカー文庫)
作者  :あきたよしのぶ:秋田禎信
絵師  :山田外朗
デザイン:?
編集  :?

ウエスタンもの。
砂漠を移動するのに、砂亀だの砂鮫だのといったものが出てくるなどする独自世界ではありますが、基本的には保安官がいて、賞金首がいて、賞金稼ぎもいるというまさに西部劇そのものです。

コメディ要素は一切なく、安易な萌えなども廃したシリアスな仇討ちの物語。
なにしろ上記のような話なので、おそらく人は選ぶでしょうがこれでピクッとくるなら間違いなくおすすめです。

彼女は戦争妖精6

タイトル:彼女は戦争妖精6(小説:ファミ通文庫)
作者  :うれしのあきひこ:嬉野秋彦
絵師  :フルーツパンチ
デザイン:?
編集  :?

妖精の血を得て超常的な力を手に入れて戦うロードと、ロードと契約して”楽園”を目指す戦闘妖精(ウォーライク)たちの戦いを描くアクション。

ストーリーでは軸となる、伊織のロードとしての特異性や、クリスをはじめとする伊織の周辺に集うウォーライクが楽園をもはや求めてはいないことがはっきりしてきました。ストーリーも動きつつありますが、それはそれとして。

やっぱりクリスはかわいいなあ!

妹ドラゴン 兄若ハゲ

タイトル:妹ドラゴン 兄若ハゲ(小説:HJ文庫)
作者  :たにぐちしゅんすけ:谷口シュンスケ
絵師  :あき
デザイン:?
編集  :?

妹が突然ドラゴンになってしまい、なんとかしようと奔走する若ハゲの兄。
ドタバタコメディです。

実は、この作者さんのデビュー作「バナデレ!」も読みました。なんというか、とにかくお手軽なんですがあまりにも軽く読めすぎて物足りず「うむむむ」となってました。で、同じ作者さんだとは知らずに手にとって読み始めたわけですが……
やっぱり非常にお手軽なコメディという印象は変わりませんが、こちらの方がオチも綺麗についていい感じ。とにかくお手軽なものを読みたい!という方にはおすすめ。

墜落世界のハイダイバー

タイトル:墜落世界のハイダイバー(小説:スニーカー文庫)
作者  :むつづかあきら:六塚光
絵師  :オサム
デザイン:?
編集  :?

生身で空を飛び、サーフボードのような大質量の板をぶつけ合うことで生死をかけて戦う空戦アクション。

なによりもまず、この設定に惹かれますね!
「飛行術なんてよくあるじゃん」と思うかもしれませんが、この理論づけがおもしろくてあくまでも「飛ぶ」のではなく「落ちる」のを駆使する引導術ってところがポイントです。

そして、ガチで戦いで死人も普通に出る物語だというのに、なぜか燦然と輝く「おっぱい」の文字!
「タマラセ」でも「レンズと悪魔」でも基本的にはシリアスなのに、どこか妙ちきりんな設定が突如として入り込む作風は健在ですが、巨乳=強力な引導士とはこれいかに!?