もりたきせつ:森田季節
13/02/26 - の記事
どうせ私は狐の子
投稿者: tonbo 投稿日時: 火曜, 2013/02/26 - 15:27作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :藤ちょこ
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
一言で表せば怪異譚、なんですが……
なんともまあ独特な雰囲気を持った作品です。読後感もどこかふわふわ。まさに狐につままれたような気分になるでしょう。
しかしながら、森田季節ならではの文章表現が今回も冴え渡ってます。親との関係がまっとうではない小学生の少女の繊細な心の内を映し出す様はおみごと。
怪異譚だとは言いましたが、ほろ苦い青春小説が好きな方ならきっと楽しめると思いますよ! おすすめ。
12/12/28 - の記事
12/12/06 - の記事
魔女の絶対道徳
投稿者: tonbo 投稿日時: 木曜, 2012/12/06 - 19:07作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :?
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
ヒロインの下ネタトーク&和物伝奇バトル。……基本的には。
定番とは微妙に軸線が違う感じなので特徴をあげてみましょう。
・ヒロイン毒舌でしゃべりまくり。あとあけすけな下ネタ多し。
・善悪よりも強者弱者の論理が表に出がち。
・日本神話や伝承が物語の下地。
・少なくとも1巻ではバトルシーンは話の中心ではない。
・描写の細かさから、おそらくモデル都市が存在すると思われるが、これがローカル色を高め、落ち着きを演出。まあそれでも隠しきれないくらいヒロインのしゃべりはひどいわけですが!
ヒロインの会話さえ忌避感なければおすすめ!
12/06/29 - の記事
12/04/04 - の記事
デキる神になりますん
投稿者: tonbo 投稿日時: 水曜, 2012/04/04 - 23:30作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :nauribon
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
引きこもり神様の更正コメディ。
さびれ行く温泉地を復興させる!……の前にリアルに出るべし。
キャラがいいですねー。
あと、田舎の温泉地という風情が上手く出てました。あまり派手な部分はない作品ですが、こういう落ち着いた話もいいですね。おすすめ。
たぶん、他の森田季節作品と比べると、かなり定番寄りのはずなんですが、それでもところどころに顔を出す独特さ。
ヒロイン格のくらがりさまは引きこもりにしてはスペックの高い神様なんですが、引きこもりへの転落というのはどこにでも転がっているのだなあという意味で妙なところでリアルな気持ちに。
12/03/22 - の記事
ノートより安い恋 (Yuri‐Hime Novel)
投稿者: tonbo 投稿日時: 木曜, 2012/03/22 - 19:01作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :小山鹿梨子
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
ぞくっと来ました。これは百合小説だから読まない、という食べず嫌いをせずできるだけ多くの人に読んでもらいたいです。
コミック百合姫に掲載された全作品と、書き下ろし三作を加えた全七篇からなる少女同士の恋愛「など」を描いた短編集です。
ここで強調しておきたいのは何も少女同士の恋愛だけを描いているわけではないということ。中には閉じられた街から出られないと感じる小学生の少女の閉塞感を描いた短編もあり、バラエティに富んだ内容になっています。
短編によって好みはいろいろでしょうが、個人的にやばいくらいヒットするものがあり、全体的にも満足できる内容だったので赤枠オススメさせていただきます!
12/03/15 - の記事
落涙戦争
投稿者: tonbo 投稿日時: 木曜, 2012/03/15 - 21:42作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :?
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
内容としては全く違うんですが、作者のデビュー作 『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』を彷彿とさせるような話でした。
どうしても泣けない主人公をなんとしても泣かそうとする話……です、一応は。
そこはやはり森田季節作品だけあって、そもそも序盤の設定からして変ですが、中盤あたりからもう何を信じればいいのやら。
さんざん作者に振り回されましたが、これが終わってみると青春模様になってるから参りますね。風変わりな話ですが、おすすめ。
12/02/15 - の記事
12/01/26 - の記事
11/11/29 - の記事
エトランゼのすべて
投稿者: tonbo 投稿日時: 火曜, 2011/11/29 - 15:24作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :庭
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
京都観察会なる奇妙なサークルに入った大学新入生の日常を綴る青春小説。
一般層でも手を取りやすい作りになってますが、作中何枚か挿入されるイラストはすべてカラーなので庭さんのファンにもおすすめしたいですね。
充実した学生生活を送ろうと模索する大学性の青春模様を題材にしたライトノベルだと 「ゴールデンタイム」あたりが思い浮かびますが、ゴールデンタイムでの大学生活描写が『動』ならば、こちらの作品は『静』という対極の存在になってますので、ぜひ両者を読み比べてみてください。
キャラ造形がある意味リアルで、とんがってはいませんがじわじわ来る、いぶし銀的なおすすめ青春小説です。
11/10/20 - の記事
お前のご奉仕はその程度か?2
投稿者: tonbo 投稿日時: 木曜, 2011/10/20 - 08:20作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :尾崎弘宜
デザイン:?
編集 :?
祖父による呪いで、女子からもてすぎて困っていた少年が、吸血鬼が統治する血族帝国に逃げ込んだはいいものの、いざ蓋を開けてみればやっぱりやってることが変わらないというハーレム系ラブコメ。
森田季節作品には珍しく、ガチガチの王道展開ですが、キャラクターがはっきり立っているので、そこが魅力です。
既にドラマCDになることも決まっていたり動きが早いですね。
おもに今回は仲直りしたはずの、皇帝である王花と、妹の詩憐の間で良太を巡って恋の鞘当てが展開します。
11/07/15 - の記事
10/10/21 - の記事
10/10/07 - の記事
不動カリンは一切動ぜず
投稿者: tonbo 投稿日時: 木曜, 2010/10/07 - 23:18作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :?
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
え、あれ、どういうことなの!?
まず最初の設定からしてちょっと目を惹きます。
HRVというウイルスによって、性交渉=ウイルス感染による死の危険のため御法度となりすべての子供が人工授精によって生まれ、掌に埋め込まれたノードによって思念で情報や意思を通じ合うそんな未来の物語なんですが……
不自由な環境にも負けず二人の少女が絆を深める青春小説だとばっかり思っていたら、「ええええええええ」ということになってます。でもこれは一度体感してほしい。たぶん読んだ後の評価はかなり割れそうではありますが、おすすめ。
10/07/01 - の記事
10/06/26 - の記事
ともだち同盟
投稿者: tonbo 投稿日時: 土曜, 2010/06/26 - 10:24作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :?
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
「ベネズエラ・ビター・マイ・スイート」という非常に特徴のある青春小説でデビューした森田季節の新作が、一般文芸のハードカバーから出たのですが……
これがもう、読んでる途中で鳥肌の立ってくるようなかなりダークで、それでいて一級の青春小説でした。すばらしいです、文句なしに赤枠おすすめで。
09/09/24 - の記事
09/05/25 - の記事
原点回帰ウォーカーズ 2
投稿者: tonbo 投稿日時: 月曜, 2009/05/25 - 15:42作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :みさきくれひと:深崎暮人
デザイン:?
編集 :?
フォーマット的には学園の超人たちが知恵と腕力でバトルするなので、今のライトノベルでは王道の部類に入るんですが、そのフォーマットに沿っていながら1巻はどこか妙な作品でした。(詳しくは1巻の紹介文を参照されたし)
で、そういう心構えで読んだら……
あれ? 森田季節作品なのになんか普通だ!?
あ、『普通』だからつまらないと言ってるわけではないので念のため。しっかり青春してます。
09/01/24 - の記事
原点回帰ウォーカーズ
投稿者: tonbo 投稿日時: 土曜, 2009/01/24 - 08:54作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :みさきくれひと:深崎暮人
デザイン:?
編集 :?
変なものばかり書く作者と、イラスト!にホイホイされましたが釣られて正解でした(笑)
変人奇人が多く通う私立御伽坂学園。その中でも頂点を極める天才にして同時に変人でもある、学園の十哲の一人にして学園の平和のために戦い続ける男・山崎章夫。
そんな知り合いを多数持ち、「当局」の一員として日夜様々な事件の解決に奔走する少女・足利アキラの奮闘ぶりを描く学園アクション。
学園ものとしてのノリはかなりグッド! ……なんですが、「変」。ひとつひとつのパーツは普通なのに、全部合わさるとなんだこれは!(褒め言葉)という妙ちきりんで、でも読後感のいい学園ものですええ。
08/12/29 - の記事
プリンセス・ビター・マイ・スウィート
投稿者: tonbo 投稿日時: 月曜, 2008/12/29 - 00:40作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集 :?
設定が非常にややこしいため、そこら辺で読者層を限定しそうですが、青春ストーリーとしてはなかなかの読後感を味わうことが出来ます。
前作のベネズエラ・ビター・マイ・スウィートとは世界観が共通し、前作のキャラも登場しますが、主役は新キャラです。
08/09/25 - の記事
ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート
投稿者: tonbo 投稿日時: 木曜, 2008/09/25 - 04:59作者 :もりたきせつ:森田季節
絵師 :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集 :?
第4回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>受賞作。
えー……おもしろかったことはおもしろかったんですが……どう紹介したらいいのか頭抱えてます(汗
下手な先入観を持たず青春小説として読み始めるのが正解かも。
そして、途中で「あれ?」「おや?」とか疑問に思ったりひっかかったりしても、とりあえずスルーして最後まで読み進めましょう。
清々しい読後感に出会えると思います。実はこんなに綺麗に終わるとは予想外でした。
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