名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

あやくらじゅう:文倉十

13/05/20 - の記事

うちのメイドは不定形 2

タイトル:うちのメイドは不定形 2(小説:スマッシュ文庫)
作者  :しずかわたっそう:静川龍宗
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

クトゥルフ由来のメイドさんが出るんですが、やたらハートフルで癒され薀蓄まで聞けるという、ちょっと風変わりな物語。
なお、メイドさんの名前はテケリさん。はい、わかる人にはもうわかりましたね?

と、言っておいてなんですが、なんか今回思いっきりアクションがあって、なおかつ方向性まで変わってるような!?

12/03/19 - の記事

グロリアスハーツ

タイトル:グロリアスハーツ(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あわみちほまれ:淡路帆希
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

新シリーズ。これはいいファンタジーですね!

異能力者の少年少女が出てきてバトルもある、ある意味定番のファンタジーですが、物語の滑り出しは非常によかったです。
主人公の少年、共に旅をする家族同然の少女、脇を彩るキャラクターにも魅力があります。
これは黒枠オススメで。

11/07/11 - の記事

狼と香辛料 17

タイトル:狼と香辛料 17(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

いちゃいちゃいちゃいちゃ。

太陽の金貨エピソードの数年後、今回書き下ろされたエピローグについて一言で表すとこうなります。
まあ、エーブとかノーラが呼ばれたくだりは、「えーなにこの今さらなハーレムぶりは」と思ったりもしたけれど、なんせエピローグだしね!
あ、今から読む人にひとつだけアドバイス。
さきに他の短編を読んでから最後にエピローグを読んだ方が余韻に浸れていいと思います。
さて、ネタバレ感想なので未読の方は一応ご注意ください。見たところで問題ある様な内容でもないんだけど。

11/05/20 - の記事

こうして彼は屋上を燃やすことにした

タイトル:こうして彼は屋上を燃やすことにした(小説:ガガガ文庫)
作者  :かみつきれいにー:カミツキレイニー
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

第5回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<ガガガ大賞>受賞作。

ガガガ文庫らしからぬ?すごくまっとうな青春小説。
いずれも心に様々な傷を持った者同士が、学園の屋上に集まり、「オズの魔法使い」の配役よろしくその傷と向き合うというもの。
ガガガ文庫はなにげに青春小説率の高い文庫なんですが、尖りまくった話が多いので、ある意味直球は希少価値と言えるかもしれません。
初心に返って、まっすぐな話を読んでみてはいかが? おすすめ。

11/02/24 - の記事

狼と香辛料 16

タイトル:狼と香辛料 16(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

ついに本編完結!(刊行自体はもうしばらく続くみたいですが)

ロレンスとホロの旅路も終わる時が……
最終巻だし、ネタバレ気にせず思うままに感想書きます。

10/10/08 - の記事

狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>

タイトル:狼と香辛料XV 太陽の金貨<上>(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

さすがにここまで来ると書くネタがなくなってきた。

行商人ロレンスと賢狼ホロの旅路を描くロードノベル。経済要素を取り入れているのが特徴です。
さて、とうとう物語にも終わりが見えてきましたが最後にまたどでかい一発を入れてきますねえ。平穏無事にはなかなか着地させてもらえないようで。

しかし「経済戦争」とはね! こういう展開があるからこのシリーズはやめられない。

10/06/17 - の記事

うちのメイドは不定形

タイトル:うちのメイドは不定形(小説:スマッシュ文庫)
作者  :しずかわたっそう:静川龍宗
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

なにせスマッシュ文庫は店頭であまり見かけないうえ、チェックリストから漏れてるので読むのが遅くなってしまいました。

クトゥルフなメイドさんというから、てっきりニャル子さんみたいなカオスなノリかと思いきやハートフルで普通にいい話でした!

最近プチブーム?になっているかどうかは定かじゃありませんが、クトゥルフ神話をモチーフに、テケリさんなるメイドが大活躍です。

10/02/15 - の記事

狼と香辛料 14

タイトル:狼と香辛料 14(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

もはや説明不要な、行商人ロレンスと賢狼の化身horo二人の旅路を描く経済要素のあるロードノベル。

諸般の事情?も手伝ってか、なかなかヨイツにたどり着かない二人ですが、今回たどり着かないなりに少々進展が出てきましたね。

09/12/18 - の記事

悠久のアンダンテ -荒野とナツメの物語-

タイトル:悠久のアンダンテ -荒野とナツメの物語-(小説:GA文庫)
作者  :あすかこういち:明日香々一
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

なんという素直で綺麗なファンタジー。
狙いまくりの萌えやツンデレもなく、変態も出ず、ど派手な魔法アクションなどもなし。
誰にでも安心しておすすめできるファンタジーです。
テーマは愛!。すごく直球の愛です!

09/11/09 - の記事

狼と香辛料 13

タイトル:狼と香辛料 13(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

狼と香辛料短編集。
今回は、完全に本編の隙間を埋める形になってるので、本編が間延びしてるなーとかそういう事は考えずにすむというもの。
もはや円熟バカップルの領域に突入しつつある、ロレンスとホロのきゃっきゃうふふ(だいぶ変化球なのはいつものことです)な睦み合いをひたすら楽しみましょう。

……あ、もとい。
今回は元羊飼いの娘・ノーラのその後を描いた短編があるんですが……これがビックリですよ!

09/08/06 - の記事

狼と香辛料 12

タイトル:狼と香辛料 12(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/05/14 - の記事

狼と香辛料 11

タイトル:狼と香辛料 11(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

今回は短編集。
ホロとロレンスのいちゃいちゃ旅道中と、あの恐ろしいまでの冴えを見せる女商人エーブの若き日を描いたもの。

二人のじゃれ合いは、もはや『夫婦喧嘩は犬も食わない』領域に突入してますのでもうなんでもいいや。
やっぱり目玉はエーブですよエーブ。

09/05/04 - の記事

狼と香辛料 狼と金の麦穂 DVD付ビジュアルノベル

タイトル:狼と香辛料 狼と金の麦穂 DVD付ビジュアルノベル(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

狼と香辛料のビジュアルノベル。
書き下ろしの短編「狼と金の麦穂」と、未放送のアニメ番外編「狼と琥珀色の憂鬱」が収録された限定版です。

嫉妬するホロかわいいよホロ。
対費用効果で考えると、まあ安いとは言えないんでしょうが見て損はないですよ?

09/02/15 - の記事

狼と香辛料 (10)

タイトル:狼と香辛料 (10)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

もはや説明するのも野暮なんですが一応。

行商人ロレンスと、賢狼の化身少女・ホロによる、経済という要素を前面に押し出したことと、二人の非常に持って回った愛情表現が特徴のロードノベル。
いつも通りなので、もはや10巻に直接にはあまり関係ないことを好き勝手書いてみるです。

08/12/29 - の記事

プリンセス・ビター・マイ・スウィート

タイトル:プリンセス・ビター・マイ・スウィート(小説:MF文庫J)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

設定が非常にややこしいため、そこら辺で読者層を限定しそうですが、青春ストーリーとしてはなかなかの読後感を味わうことが出来ます。
前作のベネズエラ・ビター・マイ・スウィートとは世界観が共通し、前作のキャラも登場しますが、主役は新キャラです。

08/09/25 - の記事

ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート

タイトル:ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート(小説:MF文庫J)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

第4回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>受賞作。
えー……おもしろかったことはおもしろかったんですが……どう紹介したらいいのか頭抱えてます(汗
下手な先入観を持たず青春小説として読み始めるのが正解かも。
そして、途中で「あれ?」「おや?」とか疑問に思ったりひっかかったりしても、とりあえずスルーして最後まで読み進めましょう。
清々しい読後感に出会えると思います。実はこんなに綺麗に終わるとは予想外でした。

08/09/15 - の記事

狼と香辛料 9

タイトル:狼と香辛料 9(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

経済という要素を盛り込んだ、変わり種の中世風ファンタジー。
行商人のロレンスと、狼の化身である少女・ホロの二人の旅路を描いていきます。

上下巻構成の下巻、北と南の街の対立の構図に巻き込まれてしまったロレンス。
一歩身の振り方を間違うと破滅しかねない状況で、ロレンスのとった決断とは……

自分の連れ合いにしたいかと言われるとノーですが(笑)、エーブに惚れました。

08/05/14 - の記事

狼と香辛料 8

タイトル:狼と香辛料 8(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

全部脱がれるよりも、背中だけ見せられる方が破壊力が高いんだぜ?>70Pの挿絵で撃沈された

ファンタジー小説でありながら、経済という要素を前面に押し立て一歩間違うと破産もあり得る状況の中で、手に汗握る様々な商売の駆け引き、そして昔には神として奉られていた狼の化身・ホロとの複雑怪奇な思惑の絡んだ会話など、様々な魅力の詰まったシリーズです。
が、それはそれとして。

やっぱりいいように手玉にとられるロレンスさん、ファイト。

08/05/07 - の記事

イマジン秘蹟 3. WORLD'S

タイトル:イマジン秘蹟 3. WORLD'S(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

ものすごく話を単純化すると、学園内の異端である「魔女」を狩る組織・イマジンの活躍を描いたファンタジー。
物語としては学園だけで物語が展開する閉じた世界。登場キャラがどこまで真実を語っているのかわからないので信用度がイマイチなんですが、メタ構造になってるっぽいです。
誰かの物語として世界が動く、みたいな。
……などというもっともらしいことを書いておいて、今回の目玉は魔法少女セクスィーミサ(カラー挿絵あり)で決まりでしょう。
大道寺光紗にいったいなにが!?

08/02/17 - の記事

狼と香辛料 (7)

タイトル:狼と香辛料 (7)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

行商人のロレンスと、賢狼ホロの旅路を描くロードノベルにして経済ファンタジー。
イラストだけ見れば萌え系にしか見えないかもしれませんが、実際に読むとだいぶ印象が違います。
海千山千の会話でロレンスを振り回すホロ。頭の回転が悪いわけではないので時々反撃するものの、たいていはやりこめられるロレンス。
そしてファンタジーの世界に先物取引のような概念を持ち込んで、人に先んじて財を成そうと奮闘する商人の様子にスポットを当てることで既存のファンタジーとの差別化に成功しています。
今回の短編集はいつもと違う視点で語られるため、別の「狼と香辛料」を体験することが出来てお薦め。

08/02/09 - の記事

イマジン秘蹟 2 人でなしの恋

タイトル: イマジン秘蹟 2 人でなしの恋(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

主人公自身はとくにこれといった能力者ではなく、周りに特殊な能力を持った奇人変人が集い、主人公はひねくれた言動が多いのが特徴。
魔女狩り組織イマジンが話の中心になっているので、そういうアクションとネジのはずれた会話がメインです。
重度のツンデレvsヤンデレのような何かが見られます。(ちょっと特殊なヤンデレなので~のようなという書き方をしました)

07/12/15 - の記事

狼と香辛料 6

タイトル:狼と香辛料 6(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

商人であるロレンスと、見た目美少女(獣耳と尻尾は標準装備)、でも正体は狼……それもただ者ではない狼であるホロの旅路を描いた経済要素の入ったロードノベルです。
やはり一番大きいのは中世的な世界観に経済という要素を取り入れた事。商人が主人公というライトノベルは既に希有な存在ですが、単純な現物のやり取りによる商売に終わらず、先物取引のような特殊な取引も採用する事で、この作品ならではの臨場感が出ています。
もちろんホロの存在なくして語れないのは明らかですけどね!

07/10/03 - の記事

イマジン秘蹟 1

タイトル:イマジン秘蹟 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

後半部分を書き足し。

この作品を「挿絵でつい買ってしまった」人は少なくないはず。実は自分も8割ぐらいは絵に惹かれてホイホイと買ってしまったわけですが……
うん、合格。
全体として、どんなときも軽口をたたき合ってるというかむしろ半ば軽口の応酬こそ本編と言えるかも。
化物語が好きな人は気に入る確率が高そうな気がします。
学園退魔もので、今久留高校異端審問部<イマジン>の面々の活躍を描いてます。

化物語は、あまりにも神懸かっているのでさすがにあれと比べるのは無理ですが、スタンスとしては似てます。
やはり一番印象的なのは異端審問部<イマジン>の部長・光紗ですね。
一見ただのサド気質かと思いきやなにげに(本人が意識してるかどうかは別にして)ボケるし、繊細でけっこう打たれ弱いので時折みせるその弱さにグラグラきます。副部長のちこりもやっぱりハイテンションの裏に潜む弱さが。
イマジンの残り一名はあえて書きませんが(笑)、表紙絵をよーく見れば嫌でも一発で覚えます。怪しすぎ。
軽口の応酬こそが本編とは言いましたが、物語としてもきちんとまとまっています。各種お約束も完備し、グッドでした!

07/08/16 - の記事

狼と香辛料 5

タイトル:狼と香辛料 5(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

行商人ロレンスと、賢狼ホロの旅道中。
二人の会話の妙と、商売的な騙し合いが見どころです。
4巻では、割と蜜月な関係で「割と」まったりとしていましたが、この5巻では!
なんと!
……さ、読んで確かめましょう。
少なくとも中だるみにはなっていないことは保証します。なお今回もホロとロレンスの丁々発止のやり取りは健在。

07/06/28 - の記事

イチゴ色禁区 3

タイトル:イチゴ色禁区 3(小説:スニーカー文庫)
作者  :かんざきりん:神崎リン
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/02/16 - の記事

狼と香辛料 (4)

タイトル:狼と香辛料 (4)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

行商人ロレンスと、狼の化身である少女・ホロの旅路を描いたロードノベル。ただし、中世のファンタジーな世界観を持ちながら経済要素を取り込んだ希有なライトノベルです。
武力ではなく、商人としての才覚を駆使しての逆転劇が非常に魅力的。また、ロレンスとホロのやり取りも秀逸。ホロは賢狼として、長い時を生きてきたために海千山千な会話術を誇り、いいようにロレンスをあしらうのですが、でも時にのぞかせる信頼の証がなんとも素晴らしいのですよ!

なお、4巻では雨降って地固まったバカップル(笑)のつつきあいです。説明としてかなり間違ってるように思いますが、必ずしも間違ってるとも言い切れなかったりして。

06/11/28 - の記事

イチゴ色禁区 (2)

タイトル:イチゴ色禁区 (2)(小説:スニーカー文庫)
作者  :かんざきりん:神崎リン
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

一応伝奇もので、それなりのストーリーも土台としてあるんですが……。
タイトルおかしいよと思っていたけど2巻まで来て納得。この変なタイトルは内容とは合致します! つまりピンク色の青春(笑)をあれこれ書く、一人称饒舌系恋愛模様なのです。伝奇なストーリーはただの飾……いやいや。ともかく一人称饒舌系が好きならおもしろく読めると思います。

妄想系男子な神主とスネデレ少女な神子、妙に色っぽい婚約者などが出てきて、(主に主人公が)隙あらば妄想入ったピンク色話を繰り広げます。アホです。だがそれがいい。あ、それともちろんこのスネデレ少女が11歳(だっけ?)という、年齢も忘れちゃいけないと思います。炉。

06/10/12 - の記事

狼と香辛料 (3)

タイトル:狼と香辛料 (3)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

行商人のロレンスを主役にして、ライトノベルで経済という要素を持ち込んだ希有なライトノベルです。
で、ありながらも獣耳にしっぽな、姿は可憐で、けれどもいいようにロレンスを翻弄する賢狼の化身な(見かけは)少女をすえることで、堅苦しさも感じないという絶妙なバランスの元で出来上がった逸品。あーこれたぶん、けっこう女性受けもいいんじゃないのかな?と思ってみたり。
3巻の内容としては、いやもう愛だねえ!というしかないですね。

06/09/07 - の記事

イチゴ色禁区 1.夏の鳥居のむこうがわ

タイトル:イチゴ色禁区 1.夏の鳥居のむこうがわ(小説:スニーカー文庫)
作者  :かんざきりん:神崎リン
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

えー作者の人があとがきで「ネーミングセンスがない」とぼやいてましたが……タイトルに関しては「全くその通りです」としかいようが(苦笑 これで中身を想像つくのは宇宙人、未来人、異世界人、超能力者くらいなものだと思います。

さて、肝心な内容ですが主人公の一人称饒舌系な現代ファンタジー。第10回スニーカー大賞<奨励賞>受賞作です。
公式の表現を借りると、「スネデレ少女と妄想系男子。年の差退魔コンビが迎える運命の夏!」だそうです。ついでに言うと、迷子の少女も物語の鍵を握ります。主人公19歳で、2人の少女は11歳及びそれ以下。「円環少女」に続け!ってことなんでしょうか(ぇ

06/08/16 - の記事

花守

タイトル:花守(小説:GA文庫)
作者  :えちごやてっしゅう:越後屋鉄舟
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

和風伝奇でボーイミーツガールで、頑張れ男の子と女の子ー!と言いたくなってしまうお話です。

地域の悪霊のようなタマを鎮めるための鬼を降ろす憑巫の少女・子規とそれを守護する少年・春獄。二人の恋の行方を綴ります。基本的にコメディは箸休め程度と思いましょう。なぜなら……とあとはご自分の目でお確かめを。
これがデビュー作とのことですが、きれいに話も完結していますしこれからが楽しみな新人さんです。
何よりも「愛」ですねえ