名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

あかざ

06/10/13 - の記事

彼女は帰星子女 4 (4)

タイトル:彼女は帰星子女 4 (4)(小説:電撃文庫)
作者  :うえのゆう:上野遊
絵師  :あかざ
デザイン:?
編集  :?

宇宙人と地球人の混血で、どこにも今まで「居場所」がなかった少女・絹がようやく見つけた安らげる場所、気の置けない友人、そしてかけがえのない人・望。
……あえてストーリーにはつっこんで触れませんが、単に恋というよりも絆をテーマに書かれている気がするこのシリーズも4巻で完結です。果たして絹と望、二人の想いの結末はどうなるのでしょう。
正直言って、宇宙人の帰化政策とかけっこうスケール的には大きいはずなのですが物語的にはかなり地味な部類に入ります。無茶な展開というものがないせいかもしれません。その代わり、「絆」に関わることは細かく描写されているのでじっくり味わうには向いてます。下町青春SF、とか勝手に呼称してみたり。

06/06/07 - の記事

彼女は帰星子女 (3)

タイトル:彼女は帰星子女 (3)(小説:電撃文庫)
作者  :うえのゆう:上野遊
絵師  :あかざ
デザイン:?
編集  :?

感想はまた改めて書きます。
かなり好き。3巻になって、帰星子女である設定が動くようになりましたね。

06/03/11 - の記事

彼女は帰星子女〈2〉

タイトル:彼女は帰星子女〈2〉(小説:電撃文庫)
作者  :うえのゆう:上野遊
絵師  :あかざ
デザイン:?
編集  :?

星々を放浪してきた異星種族<トリオン>、徐々に地球に浸透する政策の一環として、地球人の血も引く少女・絹が地上に降りて、文化の違いなどに突き当たりながら地上の暮らしに溶け込もうとする話。……なのですが、実際の展開などは基本的に地味め。でも割とじんわり来ます。1巻の時はそんなに思わなかったけど、2巻であーいいなあ……と思いました。差別とかホームシック、そういったものと向き合う話です。SFなんてただのおまけです