名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ドラグネット・ミラージュ

07/03/07 - の記事

ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人

タイトル:ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人(小説:ゼータ文庫)
作者  :がとうしょうじ:賀東招二
絵師  :篠房六郎
デザイン:?
編集  :?

まずはじめに言っておきますが、これはもう明らかに読む人を選ぶ作品です。
作者の人も、そんなことは分かりすぎるくらいわかった上で好きなように書いてるのが伝わってきます。
設定上ファンタジーな要素も含むんですが、時々それを忘れ去るくらいアメリカの刑事ドラマor映画のノリで突っ走っているので、そういうのがお嫌いでなければ迷わず手にとってください。

06/05/07 - の記事

ドラグネット・ミラージュ

タイトル:ドラグネット・ミラージュ(小説:ゼータ文庫)
作者  :がとうしょうじ:賀東招二
絵師  :篠房六郎
デザイン:林健一
編集  :?

ドラグネット・ミラージュは、まだ創刊したばかりの新レーベル・ゼータ文庫から出ている実に実に趣味的な作品です。
だがそれがいい。

十数年前に超空間ゲートによって、異世界と繋がった都市サンテレサ市で、消息を絶った異世界人の「妖精」を追って騎士がやってきます。その騎士と、市の敏腕刑事がお互い嫌々ながらもコンビを組んで操作を行う事になるのですが……。
あまりにも違う文化圏同士で考え方なども著しく違い、お互いを嫌いあっている二人による捜査の行方が描写されるのですが、これが実に魅力的。あとがきでも書かれていますが、完全に海外刑事ドラマのノリです。世界観も秀逸。