名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

寺田克也

11/05/17 - の記事

マルドゥック・フラグメンツ

タイトル:マルドゥック・フラグメンツ(小説:ハヤカワ文庫JA)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :寺田克也
デザイン:?
編集  :?

「マルドゥック・スクランブル」、「マルドゥック・ヴェロシティ」、そして新作のアノニマス。それら三編に連なる短編集。
ウフコック、バロットはもちろん、ボイルドの邂逅など、隙間を埋める物語については発表済みのものですが、新たなるバロットとウフコックたちの活躍を描く「アノニマス」については書き下ろしです。

さすがのおもしろさ。言うことなし。
……なんですが、個人的に衝撃の事実が初出SFマガジン2010年12月号のロングインタビューで明らかに。
「マルドゥック・スクランブル」の完全版は、一からすべて書き直していたそうです。なんということだ! 改めて買うしか!

06/11/18 - の記事

マルドゥック・ヴェロシティ 2

タイトル:マルドゥック・ヴェロシティ 2(小説:ハヤカワ文庫JA)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :寺田克也
デザイン:?
編集  :?

とにかく燃えに燃えます。09メンバーとカトル・カールのバトルは必見。超人変人のオンパレードです。
硬質なアクションやハードボイルド風味な物語をお好みだったら断然買いです。前作「マルドゥック・スクランブル(全3巻)」未見の方でも、たぶんいきなりこっちから読んでも大丈夫。きっと最終的にはこっちにはまったら向こうにも手を出す頃になるでしょうけれど。
さてさて3巻ではいったいどう話を収束させるんでしょうか……おおよその結末は既にわかってしまっているとはいえ、それでもドキドキさせられます

06/11/17 - の記事

マルドゥック・ヴェロシティ (1)

タイトル:マルドゥック・ヴェロシティ (1)(小説:ハヤカワ文庫JA)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :寺田克也
デザイン:?
編集  :?

マルドゥック・スクランブルの6年前の話。
まだバロットに出会う前、ウフコックがボイルドとパートナーを組んでいた時の物語です。主役はボイルド、そして主な舞台はスクランブル 09。
いやもう燃える燃える!
熱いアクションと濃い設定、そしてボイルドからウフコックへの「愛」(とあえて呼ぶ)が実にいい。