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きとうもひろ:鬼頭莫宏

09/06/24 - の記事

勇者と探偵のゲーム

タイトル:勇者と探偵のゲーム(小説:一迅社文庫)
作者  :おおきれんじ:大樹連司
絵師  :きとうもひろ:鬼頭莫宏
デザイン:?
編集  :?

《日本問題象徴介入改変装置》が次々に物語を生みだす街が舞台。
この街で起こり、解決される出来事はすべてが日本の抱える諸問題の象徴となる。
勇者がUFOを撃退すると防衛法が整備され、探偵が妊婦殺人事件を解決すれば、出生率が上昇する。
しかし、そんな中で一人の少女の死が波紋を呼び……。

うーむ、これは……。プロローグ部分と序盤以降と、さらにオチでかなり印象が違いますね。
メタ的な作品なんですが、着地点が微妙に斜め上。
セカイ系とか、中二病の揶揄とか、物語の構造とか、そういうのが好きな人向けかも。