名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/12/07 - の記事

2006年12月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

今月の富士見ミステリー文庫は超豪華っ!
まずはGOSICK、しずるさん、SHI-NOの新刊にはじまって、おっとさよならトロイメライに、ぼくのご主人様!?も新刊出ますね。
もう一つの目玉として豪華執筆陣によるリレー小説「ネコのおと―リレーノベル・ラブバージョン」にも注目。おなじみのキャラが活躍する……はずですたぶん。

06/12/06 - の記事

トリガーハート エグゼリカ 限定版

タイトル:トリガーハート エグゼリカ 限定版(ゲーム)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

縦スクロールシューティング。
スク水シューティングと存在だけを認識している方には思われていますが(いや、間違いとも言えないんですけどね?)、その実『掴む・投げる』 という特殊な攻撃手段・アンカーシュートによって、かなりのテクニカルさを持ったゲームなのです。
なお、通常版はこちらです。

参考:トリガーハート・エグゼリカ公式サイト

トリガーハート エグゼリカ(通常版)

タイトル:トリガーハート エグゼリカ(通常版)(ゲーム)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

縦スクロールシューティング。
スク水シューティングと存在だけを認識している方には思われていますが(いや、間違いとも言えないんですけどね?)、その実『掴む・投げる』 という特殊な攻撃手段・アンカーシュートによって、かなりのテクニカルさを持ったゲームなのです。
なお、限定版はこちらです。

参考:トリガーハート・エグゼリカ公式サイト

本日の名台詞

「ひとつ言っておくわ……」
「私には誰も勝てない……」


タイトル:銀盤カレイドスコープ vol.8 (8)(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かいばられい:海原零
絵師  :鈴平ひろ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リア・ガーネット・ジュイティエフ (311 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

とにかく読めいいから読めあのすばらしきラストを味わうために!
というフィギュアスケート小説。今からでも遅くないので、未読の方はぜひ。現時点で2006年に読了したナンバーワンライトノベルです。

さてでは台詞解説。
普通こういった台詞は明らかに負けそうな敵の言うことなんですが……リアが言うとおそろしい迫力があります。ちょっとこの発言の背景まではネタバレの都合上言えませんが。どこかのブログではラノベ史上最強の敵役なんて感想も挙げられてましたが、冗談ではなくそういうオーラがリアにはあるのです

06/12/05 - の記事

本日の名台詞

「今は離ればなれになってしまったけれど、ちゃんとお互いが納得して別れたのだからいい。わたしに義務があるように、彼には彼の大きな運命がある。
それは、わたしには想像もできないほどの過酷なものだけれど、彼はなんとか受け止めようとしているのがわかる。嘆いて、弱音を吐いて、くじけて、それでも逃れるまいとあがいている…、そんな弱い彼がわたしは好き。だって、わたしだって、弱いから。
はじめから強い人なら、好きになんてならなかった。彼がわたしの弱さを理解してくれる、弱い人だったから。弱い人の気持ちをわかる人だったから。――信じられる人だから、好きになったの」


タイトル:銃姫 8 (8)(小説:MF文庫J)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :エナミカツミ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :アンブローシア (55 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品紹介は画像クリックで~(またこれか

それでは台詞解説。読んだ通りかな。大事なのは単なる傷の舐め合いではなく、二人ともいろいろ立ち止まったり、時には逆戻りしかけたりしながらも一歩一歩前に向かっているということ。その上での弱さを認めた台詞なのです。

銃姫 8 (8)

タイトル:銃姫 8 (8)(小説:MF文庫J)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :エナミカツミ
デザイン:?
編集  :?

いよいよ佳境に向けて盛り上がってきた……のはいいんですが、これほんとにあと1巻で終わるんですかね?
戦いをやめない人間に対し神さまの怒りによって、銃を媒介としないと魔法の発動ができなくなってしまった世界での魔法アクションです。
魔法の詠唱とかルールにこだわりがあって、おもしろいです。

くじびき勇者さま2番札 誰がお荷物よ!

タイトル:くじびき勇者さま2番札 誰がお荷物よ!(小説:HJ文庫)
作者  :しみずふみか:清水文化
絵師  :牛木義隆
デザイン:?
編集  :?

くじびきは神聖なもので、重要な物事はくじ引きで決められる……そんな宗教が圧倒的な勢力を持った世界で、運悪く?くじ引きに選ばれてしまったコンビが救世の旅に出る話。
どっかで「くじびきがすべてを決める」設定について、もにょっている感想を見かけましたが、そもそも清水文化作品の肝はそんな部分にはないわけです。

●1にも2にも設定なので、設定スキー御用達小説といってもいいくらい。
がちがちに世界観を固めてますね。描写されてない部分も含めて、徹底的に世界が構築されてます。うんちくも大好きで具体的に言うと2巻のあるシーンでは、気象変化について延々ニページ以上うんちくが展開されたりします。ヒロインが、機嫌がいい時もストレスを感じた時も解説を垂れ流すという「設定」があるとはいえ、一応ファンタジーのはずなんですけど(笑)

レンタルマギカ―鬼の祭りと魔法使い 下

タイトル:レンタルマギカ―鬼の祭りと魔法使い 下(小説:スニーカー文庫)
作者  :さんだまこと:三田誠
絵師  :pako
デザイン:?
編集  :?

相変わらず安定したおもしろさの魔法アクション。今回はみかんにスポットが当たってます。

このシリーズの場合、やはりいろんな系統の魔法がごちゃ混ぜにならずに並立しているというのが大きいです。ケルト魔術、神道、陰陽道、ソロモン魔術etc……
得手不得手、根源にある考え方も異なるこれらの魔術を、各キャラクターに割り振ることでそれぞれに見せ場も出てくるのでキャラクターが立つ、とまあそんな感じ。
特に設定スキーでなくとも普通に魔法アクションで十分楽しめます。

サバキの時間―SLEEPLESS SHEEP’S JUDGE

タイトル:サバキの時間―SLEEPLESS SHEEP’S JUDGE(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんぽさとる:本保智
絵師  :山本ケイジ
デザイン:?
編集  :?

罪を犯すものが多くなり、地獄に落ちた人間を管理しきれなくなって死者が再び現世に舞い戻り、悪事を働く。そんな死者を連れ戻し地獄の法廷につかせて罪を償わせる『六道輪廻護法官』のサバキと、悪縁が悪縁を呼んでどうしようもなく不運な少女・伊吹綾香。この二人の邂逅で幕を開ける現代ファンタジーです。

割とオーソドックスな内容ですが、変な癖などがないのでかなり読みやすいのはいいですね。……さすがに公式紹介文の「ヘルズアクション」ってのはだいぶ苦しまぎれな気がしますが(笑)。

06/12/04 - の記事

本日の名台詞

「春の時代は、来ますかね」
「さあな。来たとしてそれを見ることはおまえも私もないかもしれんが――
魔術によってその時代を引き寄せようともがくのが我々魔術師の仕事で、諦めるのは最後の三分で十分だ」


タイトル:光炎のウィザード―再会は危機一髪(小説:角川ビーンズ文庫)
作者  :きたみどり:喜多みどり
絵師  :宮城とおこ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リティーヤ&ヤムセ (28 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

見習い魔術師の暴走少女・リティーヤと、それに振り回されるヤムセを中心としたファンタジー。
とにかく主人公のリティーヤにつきます。(画像クリックで少し補足)

それでは台詞解説。
二百年前に大陸の寒冷化が始まって、統一王国の崩壊や、数々の混乱が起こっている時代。ゆるやかに人類滅亡まで考えられ「冬の時代」と呼ばれるそんな時代背景のもとでの台詞です。あと、諦めるのは最後の三分で十分とか言ってますが、発言者の性格からするときっと最後の最後まで抵抗するのでしょうね

光炎のウィザード―再会は危機一髪

タイトル:光炎のウィザード―再会は危機一髪(小説:角川ビーンズ文庫)
作者  :きたみどり:喜多みどり
絵師  :宮城とおこ
デザイン:?
編集  :?

学園の魔術師見習いだけど、頭がスポンジというか言われたことが右から左に抜けていくので問題を次から次に起こす困った少女・リティーヤの奮闘記第二弾。師匠となったヤムセを右に左に振り回します。
基本的にはシリアスとコメディ半々くらい……のはずなんですが、リティーヤの暴走ぶりがやたらと頭に残ります。
本人の自覚しない秘密を背負っているからというのもありますが、どうにも巻き込まれ体質で、その上考えるより前に行動して、その結果事態を悪化させる素質があるので(笑)、よけいに話がややこしくなるという……。ビーンズですから、当然?逆ハーレム状態が基本なのですが、リティーヤのキャラが立ちまくっているのでそれが気に入れば、おすすめできます。珍獣オタクでネーミングセンス最悪とか、リティーヤさんを止められるものはいそうにないですよ?

あしたびよりII 真鍮の四肢

タイトル:あしたびよりII 真鍮の四肢(小説:HJ文庫)
作者  :あまもりまもる:雨森麻杜
絵師  :下北澤鈴成
デザイン:?
編集  :?

「あしたびより」の続編にして後日談にして完結編。
1巻で割ときれいに話が終わっていたので、どうかなーと思っていたのですが、重い過去を引きずりつつ健気にがんばるメイドのルシアと魔術師のイルクのその後がみられてまあよかったかな、と。あまり派手な部分はないけど、ちょっと優しくなれるファンタジー。そんな感覚でどうぞ。

06/12/03 - の記事

「トリガーハート・エグゼリカ」がドリームキャストに移植、2月22日発売予定

スク水シューティングとして認識され、存在しか知らない人には軟派な印象がありますが、実は相当にテクニカルなSTG「トリガーハート・エグゼリカ」がドリームキャストに移植決定だそうです!
いや、めでたい。
通常版と限定版が発売され、限定版にはサウンドトラックCD、特典小冊子が付くとのこと。
買う。絶対に買うです。

ライトノベルとはなーんにも関係ありませんが、へっぽこシューターとしてはつい嬉しくて……(笑)。

本日の名台詞

「時間がないので二つだけ分かってください。ひとつ、あなたが出ていくというのは、あなたが殺されにいくということだ。いざとなったらお願いします。ふたつ、あなたは『私の実力』を知っている。だったらまずは、やらせてみてはどうですか?」


タイトル:モノケロスの魔杖は穿つ(小説:MF文庫J)
作者  :いとこうへい:伊都工平
絵師  :巳島
デザイン:?
編集  :?
キャラ :真名辺麻奈 (151 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ものすごく濃い設定を詰め込み、会話や戦闘シーンはひねくりまくり、相当に偏った作品ではありますが、だからこそいい。そういう物語です。現代ファンタジーなんですが、その設定はとにかく群をぬいて細かく独創的です。

それでは台詞解説。
襲われて絶体絶命のピンチ、そんな中で出てきた台詞ですね。これまた緊迫した中での会話としてはいささかひねくれてますが、それでも力を持つものとしてのきっちり責任をとろうとしているその姿はかっこいいですええ。

06/12/02 - の記事

本日の名台詞

「この世の誰よりも、俺はこの人に笑っていて欲しいんだ。そのためだったら、きっとなんでもする」


タイトル:スイートホームスイート3 錯綜のフリューゲルト・レポート(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :カヅキレン
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ロルフ (251 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

あー、やっぱり佐々原史緒作品はいいですねえ。例えばこの3巻だとなにげにユーゴスラビアの内戦の話が出てきます。そういうけっして軽くない話も扱いながら、どこかコミカルでどこか優しさに満ちている。
そんな物語です。
えーっと、普通の高校生から一転、もののけの多数住まうフリューゲルト城の跡継ぎ若様となってしまった和彦の奮闘記です。

それでは台詞解説。
ここでいうなんでもするってのは別に犯罪とかそういうネガティブな意味ではないです

06/12/01 - の記事

本日の名台詞

「リリアナ。
自分は俺の一の家来だって言葉、信じていいな?」
「もちろんよ。
神も倫理も持たない身だもの。自分の誓いぐらい貫けなくてどうするの?」


タイトル:スイートホームスイート3 錯綜のフリューゲルト・レポート(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :カヅキレン
デザイン:?
編集  :?
キャラ :和彦&リリアナ (176 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

お城(というか小国)を舞台にしたホームコメディです。ホームコメディと言うにはスケールがでかすぎますが、感覚的にはそれが近いような気がします。ただし、人外だらけなんですがっ!

えー台詞解説。
リリアナさんは超強い人外で、和彦とも敵対した経緯もあったけど、今はむしろ信頼関係がなりたってるとそんな予備知識を頭に入れていただいて見るとよい台詞です。

スイートホームスイート3 錯綜のフリューゲルト・レポート

タイトル:スイートホームスイート3 錯綜のフリューゲルト・レポート(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :カヅキレン
デザイン:?
編集  :?

今まで平凡極まる高校生として暮らしてきたのに、今まで存在を知らなかった祖父から妙なものを相続することになってしまった少年・一彦。なんとその遺産は小国フリューゲルトそのもので、しかもフリューゲルトには「人外」が多数住んでいたのです……。
人と妖怪の共存するお城でのホーム?コメディですが、時々塩っ辛い現実も織り交ぜるところに味があります。
3巻では、フリューゲルト城にテレビ局の取材が来ることになってさあ大変、ってな話です。当然ですが無事には終わりません(笑)

聖獣王の花嫁 アルティナスの迷宮

タイトル:聖獣王の花嫁 アルティナスの迷宮(小説:コバルト文庫)
作者  :たかとおさや:高遠砂夜
絵師  :おきやいちこ:起家一子
デザイン:?
編集  :?

政略結婚のために他国に差し出されるはずだった妹姫が駆け落ちで姿を消し、身代わりとして嫁いだ小国の姫の物語。どうも今頭の中がまとまってないので、今はとりあえず読みましたよという報告で終わり。