名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/10/03 - の記事

本日の名台詞

「すてきね」
「素敵だって?」
「ええ、だって、古い家が崩れるのも、豊かになることで失うことも、人間一人の手では止められないけれど。
一人でも、写真は撮れるでしょう。写真という媒体で残しておくことはできる。こんなふうに、一人でもできることがあったんだって、そう思ったの。……だから、一人って、決して無力ではないのね」


タイトル:カーリー ~二十一発の祝砲とプリンセスの休日~(小説:ファミ通文庫)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :くらもとかや:椋本夏夜
デザイン:?
編集  :川崎拓也
キャラ :シャーロット&エドワード (154 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品紹介が必要な場合は例によって画像クリックで(汗

さて、台詞解説。
失われうつつインドの素朴な風景。それを新聞記者のエドワードは「豊かさと引き換えに失うもの」として写真に収めているのですが、シャーロットはもう少し肯定的な捉え方をしています。こういうポジティブさがシャーロットの持ち味ですね。

戦艦人間ハヤト

タイトル:戦艦人間ハヤト(小説:HJ文庫)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :hippo
デザイン:?
編集  :?

戦艦人間、というのがなんのことやらさっぱりだったのですが読んで納得しました。
平たく言うと、色んな意味で変身ヒーローもののフォーマットそのものです。あえてそのフォーマットについては触れませんが、読めば「ああ、なるほど」と感じるはずです。