名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/05/01 - の記事

本日の名台詞

「やだぁ、苺大福の箱が落っこっってきて初恋の人が死んじゃったーーーー。やだぁ、やだぁ、ヘンな味ーーーー。お豆腐のお味噌汁に、あんこを浮かべたみたいーーー。ぐすっ、ひっく、マズイよーーー」


タイトル:“文学少女”と死にたがりの道化(小説:ファミ通文庫)
作者  :のむらみづき:野村美月
絵師  :竹岡美穂
デザイン:たかはし:高橋秀宜
編集  :荒川友希子
キャラ :天野遠子 (21 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

”文学少女”と死にたがりの道化先日紹介済み。かなり気に入ってます。こういうシリアスさと変さが同居してるような感覚がどうにもたまりません。だって太宰治の「人間失格」が重要な鍵なんですよ? それと、物語を食べちゃう文学少女がセットになってるなんて……素晴らしい(笑)。

魔法薬売りのマレア

タイトル:魔法薬売りのマレア(小説:スニーカー文庫)
作者  :やまぐちのぼる:ヤマグチノボル
絵師  :TASA
デザイン:あさくらてつや+:朝倉哲也+designCREST
編集  :?

魔法薬売りのマレアは、魔法薬作りの才があるマレアと、兄であり魔法薬の材料探しの名人・ミソギが薬を売りつつ行商の旅を続けるロードノベルです。
兄のことを、明らかに兄妹の枠を超えて好き好きなマレアの歪みッぷりがまず見どころのひとつ。なにせ兄に褒めてもらいたいけれど、同時にこっぴどく叱ってほしいというM気質でもあったりします。
そしてヤマグチノボル作品全般に言える事ですが、そういうおちゃらけ設定を用意しつつも道中出会う出来事は、かなり切なくなるものが多い事

涼宮ハルヒの憤慨

タイトル:涼宮ハルヒの憤慨(小説:スニーカー文庫)
作者  :たにがわながる:谷川流
絵師  :いとうのいぢ
デザイン:?
編集  :?

涼宮ハルヒシリーズの最新刊。まったくいつも通り、ハルヒはSOS団員を引っ張り回します。今回は幽霊退治!?
なお、今回最大の見所は、個人的には長門有希が冗談を言うところですっ!!!