名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/05/07 - の記事

本日の名台詞

「怪しい人間は全て捕らえて、厳しく尋問するわけにはいかないのか」
「地球にはな、『基本的人権』って名前の神様がいるんだよ。おまえさんの騎士団とやらも、神には逆らえないだろ?」


タイトル:ドラグネット・ミラージュ(小説:ゼータ文庫)
作者  :がとうしょうじ:賀東招二
絵師  :篠房六郎
デザイン:林健一
編集  :?
キャラ :ティラナ&ケイ・マトバ (154 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ドラグネット・ミラージュは、まだ創刊したばかりの新レーベル・ゼータ文庫から出ている実に実に趣味的な作品です。
だがそれがいい。
十数年前に超空間ゲートによって、異世界と繋がった都市サンテレサ市で、消息を絶った異世界人の「妖精」を追って騎士がやってきます。その騎士と、市の敏腕刑事がお互い嫌々ながらもコンビを組んで操作を行う事になるのですが……。
あまりにも違う文化圏同士で考え方なども著しく違い、お互いを嫌いあっている二人による捜査の行方が描写されるのですが、これが実に魅力的。あとがきでも書かれていますが、完全に海外刑事ドラマのノリです。世界観も秀逸。
原案が賀東招二さんで執筆は別の方なんですが、正直本人が書いたと考えても全く違和感のない出来です。しかしまあ本人が違うと言うからには違うのでしょう。
渋い話を読みたい方、または表紙絵に惹かれた方は迷わず読んでください。失敗する事はあり得ません。
なお、あとがきには大変楽しませていただきました。ふっ……。

本日の台詞解説。まあ台詞自体は割と軽口なものですね。本を紹介したいという意識の方が強かった、と白状しておきます(笑)

ラノベ作家さんHDD壊しすぎ。→バックアップの話

平和さんによる、RAIDなどのバックアップの話

はい、私も正直思いました。
HDDクラッシュして、執筆中の原稿が吹き飛んだという話を聞く度に、テキストデータでご飯を食べている以上、もう少し自分の管理しているデータ=お金であるという危機意識を持ったほうがいいのではないか?と感じます。

RAIDの導入には多少なりともお金がかかるため、難しい面もあるかもしれませんが、すべてがパーになる事を思えば安いものです。定期的に一日一回MOやCD-Rなどにバックアップを実施するだけでもデータの安全性は全く違います。
PCに弱いから、で済まされる問題ではありません。
手近な人に泣きついてでも、定期的なバックアップの手段は確保した方がよろしいかと。

ドラグネット・ミラージュ

タイトル:ドラグネット・ミラージュ(小説:ゼータ文庫)
作者  :がとうしょうじ:賀東招二
絵師  :篠房六郎
デザイン:林健一
編集  :?

ドラグネット・ミラージュは、まだ創刊したばかりの新レーベル・ゼータ文庫から出ている実に実に趣味的な作品です。
だがそれがいい。

十数年前に超空間ゲートによって、異世界と繋がった都市サンテレサ市で、消息を絶った異世界人の「妖精」を追って騎士がやってきます。その騎士と、市の敏腕刑事がお互い嫌々ながらもコンビを組んで操作を行う事になるのですが……。
あまりにも違う文化圏同士で考え方なども著しく違い、お互いを嫌いあっている二人による捜査の行方が描写されるのですが、これが実に魅力的。あとがきでも書かれていますが、完全に海外刑事ドラマのノリです。世界観も秀逸。

ライトノベルを読まない人はライトノベルをどう思っているか?

人力検索はてなで、
ライトノベルを読まない方にお尋ねします。あなたはライトノベルについてどう思っていますか?あなたがライトノベルに対して抱いている印象をできるかぎり教えてください。(以下略
と、あえて予備知識のない状態で回答を募ったものです。

参考:質問者であるkazenotoriさんのまとめ

回答を細かく見ていくと、ライトノベルという言葉自体が(案の定)まだまだ一般には浸透していない特殊なものであるというのが実感させられますね。好きな作家さんの作品の続きを読むためにはある程度売れてもらわないといけないので、認知度が上がった方がいいのかもしれませんが、このまますき間産業として小説世界の片隅で漂う存在のままでもいっこうに構わないと個人的には思っています。