名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/08/16 - の記事

本日の名台詞

「昔、ある人に教えられたんだ。……照れくさいからといって言わなくていいのは、言いたい台詞までだ。言わなければならない台詞は、どんなに恥ずかしくてもやっぱり言わなくてはいけない。そうでなくちゃきっと後悔する、ってね。
要するには、これって言葉の目安だと思うんだ」
「目安、ですか?」
「うん、言うのが恥ずかしいって気持ちと、言わないと後悔するって気持ちを比べてみてどっりがより大きいか。恥ずかしい方が大きいようだったら、まあ無理して言うほど大切なことじゃないかもしれないけど、後悔する方が大きいと思ったら迷わず口にするべきだよ。それはきっと自分にとって大切なことだからね」


タイトル:花守(小説:GA文庫)
作者  :えちごやてっしゅう:越後屋鉄舟
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?
キャラ :蔵内春獄&菅原メイ (202 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

良質なボーイミーツガールです。
主人公しっかりしろ!と思う場面もなくもないですが、ああがんばれ恋する男の子と女の子、という感じです。
和風伝奇ですが、あえてメインは恋愛の部分であると言っておきます。きつい場面もところどころにありますが……いいですねえこういうの。踏み込んだことはあえて書きませんので、ぜひご自身の目でお確かめを。特に「新人」と聞くと気になるような人はぜひお試しください。

花守

タイトル:花守(小説:GA文庫)
作者  :えちごやてっしゅう:越後屋鉄舟
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

和風伝奇でボーイミーツガールで、頑張れ男の子と女の子ー!と言いたくなってしまうお話です。

地域の悪霊のようなタマを鎮めるための鬼を降ろす憑巫の少女・子規とそれを守護する少年・春獄。二人の恋の行方を綴ります。基本的にコメディは箸休め程度と思いましょう。なぜなら……とあとはご自分の目でお確かめを。
これがデビュー作とのことですが、きれいに話も完結していますしこれからが楽しみな新人さんです。
何よりも「愛」ですねえ