名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/08/17 - の記事

8/18より、「お・り・が・み」webラジスタート!

まいじゃーでもさかんにおすすめをしている「お・り・が・み」シリーズ。
そのwebラジが登場です。
コーナーへの投稿募集もはじまってますので、興味のある方は公式サイトをチェックですよ~。

参考:webラジ公式サイト

本日の名台詞

「そんなことしてみろ、わたしは、あなたを」
「……殺す、か?
お前様の手で死ねるなら、わしは、嬉しいぞ」
「ばか」
「絶対に。絶対にそんなことさせない」
「いつか、絶対に『死にたくない』って言わせてやる。憶えてろ、ばか!」


タイトル:火目の巫女 (巻ノ3)(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :かわぎしけいたろう
デザイン:?
編集  :?
キャラ :伊月&豊日 (202 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

念のため補足。2番目の台詞以外はすべて伊月が話してます。

なにごとにもまっすぐな伊月。国を護るための小を犠牲にするやり方にはどうしても納得が出来ず、それで怒っています。でも豊日自体は「恨む」とは言いながらも嫌いじゃない。そのあたりの機微を「ばか」から読み取ってもらえるといいなあ、と。
伊月は時々「ばか」って台詞を使いますが、どれもこれも破壊力が高いです(笑)

火目の巫女 (巻ノ3)

タイトル:火目の巫女 (巻ノ3)(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :かわぎしけいたろう
デザイン:?
編集  :?

伊月に「ばか」って言われたい>バカ

正直1巻はあんまりにも救いのない話で、この先どうするんだ?と思っていたら中の人の心境の変化か、はたまた編集さんによって軌道修正が行われたのかだいぶ前向きな話になって読んでて安心感が出てきました。いや、そうはいっても人死にはそれなりにあるんですけどね?
というわけで純和風伝奇第三弾です。
国を守る火目の巫女たち、そして徐々に明かされていく護国の実体とは……。

はうはう

タイトル:はうはう(小説:GA文庫)
作者  :ぶぎーとうもん:蕪木統文
絵師  :狐印
デザイン:?
編集  :?

いきなり冒頭でトラックにひかれて死んだはずが、なぜか生きていた主人公。そのわけは、悪魔との契約により右手にケルベロスを宿したから。
右手以外は平凡な高校生犬治と、悪魔っ子ジョミによる無軌道コメディ。……と一応説明しておきます。
正直な感想を一言で言いましょう。

どうすればいいんだ。

まず、非常に文体が特徴的です。とっちらかってます。特に序盤はストーリーがどう展開して、どこに向かっていくのか何が起こっているのかさえさっぱりわかりません。では単純に「悪文」と切って捨てればいいのかというと、最後まで辿り着くとこのクセのありすぎる文体に妙に愛着が湧くのが不思議不思議。ただ、おせじにも読みやすいとは言い難いです。