名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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08/01/06 - の記事

本日の名台詞

「私は、化け物だ」
《そうじゃな》
《しかしな、化け物が人の心を持ってはならんという法はないんじゃよ》


タイトル: 銀月のソルトレージュ 4 扉なき仮宿(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ジネット&アルト老 (137 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品詳細については書影クリックで~。
はい、それではさっそく台詞解説へ。

ジネットは不死者<レヴナント>であり、その中でもさらに強大な力を操る人からは外れた存在。
そのことを自覚するあまり、人並みの感情を持つことを拒絶しているような部分があります。その自嘲ともとれるつぶやきへの答え。

ゼロの使い魔13

タイトル:ゼロの使い魔13(小説:MF文庫J)
作者  :やまぐちのぼる:ヤマグチノボル
絵師  :うさづかえいじ:兎塚エイジ
デザイン:?
編集  :?

ツンデレ魔法使いルイズと、異世界から召喚されてしまった少年にして使い魔であるサイトが主役の魔法ファンタジー。
ツンデレっぷりが半端じゃないです。なんといっても見どころはそこに尽きるでしょう。
ツンデレだけに目が行きがちですが、実はストーリーも奇をてらってこそ無いものの非常に読みやすくしっかりしてます。
何かを意識することなくルイズのツンデレっぷりに集中できるのはなにげに重要ですええ。
んで、13巻ですがいろんな部分で恋愛部分その他変動が……

銀月のソルトレージュ 4 扉なき仮宿

タイトル: 銀月のソルトレージュ 4 扉なき仮宿(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?

力ある魔法書がそれ自身の意思を持って人に憑依し、憑依された人物は不死者となって強大な魔法を行使する。
大枠としてこんな設定の元、最強の魔法書「ひとつめの嘘」(ソルトレージュ)を巡っての争いを描く魔法アクション。
魔法アクションとは言いましたが、主として非常に複雑で入り組んだ人間関係や、何重にも及ぶどんでん返しが特徴です。
先の展開が読めた!と思った次の瞬間、見事に騙されていたことに気がつくことでしょう。
あーあと、ツンデレ(というよりは実直というか愛想がないだけか?)銀髪のお姫様であるジネットの恋物語にも注目。

福音の少年 王立図書館十字軍―Good News Boy

タイトル:福音の少年 王立図書館十字軍―Good News Boy(小説:徳間デュアル文庫)
作者  :かじなおたけ:加地尚武
絵師  :中臣亮
デザイン:?
編集  :?

ハレー彗星の接近と同時に魔王が世界に魔法をもたらした……そんな世界観で送る魔法アクション。
平凡な少年が、実は魔法使いとしてとんでもない才能を秘めていたのですが、性格の方はどうしようもないくらいに小市民でしかもうだつがイマイチあがらず、魔法の指導役のツンデレ少女には言い負かされっぱなし。
ドンパチするバトルが主体ではなく、思春期の心情描写が変に飾ってないあたりが絶妙で、また主人公を取り巻く人々がかっこいいとは対極にあるような行動を取る様も描くことで人間味に溢れてます。