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08/03/03 - の記事
本日の名台詞
投稿者: tonbo 投稿日時: 月曜, 2008/03/03 - 06:21「火琉奈は作り物じゃない。作り物だが、本物の人間なんだ」
「言ってることはおかしいですが、言いたいことはわかります。あなたもようやくぼくらの世界に入門してきましたね」
「ぼくらの世界?」
「そうです。こっちはね、作り物こそ本物なんです。作り物を前にしたときだけ心が動くんです。自己表現だって、作り物を介さないとできないんです。
世界を把握している感覚、世界との一体感を得られるのは、作り物の中だけです。見知った場所、知り尽くしている場所を駆けめぐる快感は、作り物の中だけでしか得られないんです。そういう、よく知った作り物の中だけでこそ、ぼくは生きられるんです。
あの火琉奈さんは、『生きた作り物』、そう思っているからこそ積極的に関われるんです。生身の女性だと思っていたら近づく気にもなれません。拓巳さんが女子とつきあっているのをみて、まず単純に尊敬しますよ。よく生身の人間とつきあっているなって」
作者 :はなたにとしつぐ:花谷敏嗣
絵師 :京極しん
デザイン:?
編集 :?
キャラ :タクミ&久実本 (245 P)
▼本日の作品&台詞解説▼
かつての自作小説の主人公がリアルに出現。
ただし、その自作小説には痛い過去があって……という本の中の少女が実際に出てきた、という筋の作品の変化球で、その変化球ッぷりがいい感じです。
それでは台詞解説。
火琉奈(かるな)は自作小説の主人公で、タクミはその作者(ただし秘密)。そして火琉奈についてあれこれ話しているわけですが……なんていうか「うわあああああああ」とばかりに頭を抱えたくなった人、正直に手を挙げましょう(笑)
セキララ!!
投稿者: tonbo 投稿日時: 月曜, 2008/03/03 - 06:00作者 :はなたにとしつぐ:花谷敏嗣
絵師 :京極しん
デザイン:?
編集 :?
第9回エンターブレインえんため大賞<奨励賞>受賞作。
こ、これは……ワナビつまりはプロじゃないけど創作活動経験ある人が読むと悶えて死ねるかも(爆)。
中学生時代に、かなりの盛り上がりの末痛すぎる結末を迎えた同人サイトを作った苦い経験から、そっち系から徹底的に距離を置き脱オタクを成功させつつあるタクミ。そんな彼の元に、当時書いていた『邪王聖戦記』の女主人公がリアルに現われて!?
一見ありがちなネタに思えますが、切り口がちょっとおもしろいかと。
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