名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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08/09/18 - の記事

本日の名台詞

「あがり症で人前では演奏できない。いいではないか。演奏などできずとも。お前の言う通り、それで彼女の中の『音楽』が失われる訳ではない。そして、『音楽』と向き合う方法は、何も人に演奏して聴かせるだけではない」
「いいか、良く聞け、コジ。それに、貴女もだ、ミス・アマディア。音楽を志す誰もが、この天才ヴァイオリニスト、サリエルさまのようになれるわけではない。だが、だから音楽を志すことに意味がないかといえば、決してそんなことはない。そもそも音楽とは、それを楽しむすべての人間と精霊のもの。現に、精霊は曲を弾かんが、音楽を楽しむ姿勢にかけては人間以上だ。なぜそれでいかん。お前たちも、共に音楽を楽しめばいい。演奏の巧拙など、なんの関係もないことだ!」


タイトル:神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎(小説:GA文庫)
作者  :あざのこうへい:あざの耕平
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ダン・サリエル (81 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ポリフォニカシリーズを既に楽しんでる方以外にも、ぜひ。
非常にテンポ良く楽しく書かれているのであっという間に読めます。さすがあざのさんだ。
自ら天才と言い切ってはばからない音楽家ダン・サリエル。
偉そうな言動が、憎たらしいくらいに絵になるのです。

それでは台詞解説。
あがってしまって人前で演奏できないアマディアに一説ぶってます。
こういう物言いが、また実に絵になるんですよねサリエルは。

神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルと白銀の虎(小説:GA文庫)
作者  :あざのこうへい:あざの耕平
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?

ポリフォニカはシェアードワールドとしてかなり幅が大きくなってしまい、新たに手を出すにはためらわれるほどの規模になっていますが……
これはぜひ、シリーズ未読の方にもおすすめしたいです。文句なしにおもしろかった。電車の中で読んだのですが(笑いで)半ば決壊しかけました。
天才音楽家にして神曲楽士という、ちょっと異彩を放つ男ダン・サリエルの物語です。
アクの強い性格で周りとトラブルを起こしまくりつつ突っ走るその姿勢がイイ!

2008年9月 の新刊情報 一迅社文庫

なにげに作家のチョイスはかなり独自路線入ってるようですね一迅社。

白銀のローレシアン ~願う少女と迷い糸~ 上原りょう
ドラマチック・ドラマー遊月 四辻たかお 中野友和
ハーフボイルド・ワンダーガール 早狩武志

2008年9月 の新刊情報 一迅社文庫アイリス

あーそういえば、7月に出たルーク&レイリアを積んだままだった……orz

天の螺旋 華藤えれな
ルーク&レイリア アルテナの少女 葉山透
ムシアオの森、カササギの剣 諸口正巳

白銀のローレシアン―願う少女と迷い糸

タイトル:白銀のローレシアン―願う少女と迷い糸(小説:一迅社文庫)
作者  :うえはらりょう:上原りょう
絵師  :okiura
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ドラマチック・ドラマー遊月

タイトル:ドラマチック・ドラマー遊月(小説:一迅社文庫)
作者  :よつじたかお:四辻たかお
絵師  :中野友和
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ハーフボイルド・ワンダーガール

タイトル:ハーフボイルド・ワンダーガール(小説:一迅社文庫)
作者  :はやかりたけし:早狩武志
絵師  :バーニア600
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)