名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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09/01/24 - の記事

本日の名台詞

離れた方がいい、やめた方がいい、それがわかってはいてもやめられないのだ。
利口な人間ならば頭で考えそれに従う。だが自分たちは腹の虫に、本能に、従う。
結局、自分たちはあの場以外では生きられないのだ。そういうふうになったのではない。そういうふうに生まれ落ちたのだ。
誰もがきっとそうであるように、それぞれには適切な生きる場所というのがある。そこ以外では死んだようにしか生きられない。
「そうですわね、氷結の魔女にも、期待しましょう」
半額弁当を奪取せんがために生まれ、そのために生き、そのために死ぬ……そう生まれた。
ならば、スーパーで、弁当コーナー前で、半値印証時刻(ハーププライスラベリングタイム)に……死にたい。


タイトル:ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :柴乃櫂人
デザイン:?
編集  :?
キャラ :沢桔鏡(さわぎ きょう) (132 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

半額弁当争奪戦! 燃える! とにかく燃える!
公式サイトでも特集&書き下ろし短編読めますのでぜひ見に行ってみてください。

それでは台詞解説。
わけあって、戦いから遠ざかっていた、しかしやはり半額弁当を巡る戦いから目を背けることも出来ない、そんな姉妹の心の内を表したものです。

ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円

タイトル:ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :柴乃櫂人
デザイン:?
編集  :?

スーパーマーケットには悲しい涙は必要ない。

……なんだそれ、と思うかも知れないけどこういう実際読むとこんなキャッチがビシッと決まるんですよ!
やってることは半額弁当争奪戦です。でも熱いです。バトル&弁当を食べる際の描写力が半端じゃないので、内容はバカでも映える!
おすすめ。ものすごいおすすめ。
こういう作品すすめてると、自分の原点に帰れていいですね。

原点回帰ウォーカーズ

タイトル:原点回帰ウォーカーズ(小説:MF文庫J)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :みさきくれひと:深崎暮人
デザイン:?
編集  :?

変なものばかり書く作者と、イラスト!にホイホイされましたが釣られて正解でした(笑)

変人奇人が多く通う私立御伽坂学園。その中でも頂点を極める天才にして同時に変人でもある、学園の十哲の一人にして学園の平和のために戦い続ける男・山崎章夫。
そんな知り合いを多数持ち、「当局」の一員として日夜様々な事件の解決に奔走する少女・足利アキラの奮闘ぶりを描く学園アクション。
学園ものとしてのノリはかなりグッド! ……なんですが、「変」。ひとつひとつのパーツは普通なのに、全部合わさるとなんだこれは!(褒め言葉)という妙ちきりんで、でも読後感のいい学園ものですええ。