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おきながとおるあき:沖永融明

08/04/22 - の記事

イキガミステイエス 魂は命を尽くさず、神は生を尽くさず。

タイトル:イキガミステイエス 魂は命を尽くさず、神は生を尽くさず。(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :おきながとおるあき:沖永融明
絵師  :KEI
デザイン:?
編集  :?

これはまたすごい新人作品が。
圧倒的にシリアスに、高い筆力で畳みかけてきます。
白血病でさらに訳ありの妹・一樹と、それを妹に隠している絵本作家の兄・大吾。
両親は既になく、そんな妹を抱えて暮らす大吾のもとにある時、イキガミが現われて彼の生の終わりを告げる……
軽い部分がなく、またラストが賛否ありそうな終わり方ですが、萌え小説に飽き足らない方には絶対のおすすめ。
あ。ちなみに信じられないかも知れませんが絵師は今をときめく人気絵師で、初音ミクでおなじみのKEIさんですよ?