名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

くがぼんちょう:陸凡鳥

11/05/21 - の記事

ハレの日は学校を休みたい!

タイトル:ハレの日は学校を休みたい!(小説:ガガガ文庫)
作者  :くがぼんちょう:陸凡鳥
絵師  :切符
デザイン:?
編集  :?

うおおお、これは無茶苦茶ストライク!
内面が隠れイケメンの主人公による、後ろ向きと見せかけて実は超前向きに熱い青春小説です!

帯でいきなり「学園祭を中止しろ!」とか煽ってるから、どんなにドロドロな話かと思ったら……。ひっじょーにガガガ文庫らしいひねくれ具合がよかったですね。実のところ、欠点とかもないわけじゃないですがなによりもこちらの琴線にストライクであったことも含め、赤枠オススメさせていただきます。

10/02/20 - の記事

サキちゃんと天然さん

タイトル:サキちゃんと天然さん(小説:ガガガ文庫)
作者  :くがぼんちょう:陸凡鳥
絵師  : 連
デザイン:?
編集  :?

これはなんともまあ風変わりな物語が……。
間違いなく唯一無二の独自性を持ってます。

ジョーカーと呼ばれる講談師たちが1vs1でタイマントークバトルを繰り広げる、トークバトルコメディ!
よく、物語の本筋そっちのけで掛け合いトークが熱い作品がありますよね?
これは完全に逆転の発想で、すべらない話そのものを物語の中心にしてしまいました。だからもう後は出てくる小話が心の琴線に触れるかどうかだけ!

08/09/19 - の記事

七歳美郁と虚構の王

タイトル:七歳美郁と虚構の王(小説:ガガガ文庫)
作者  :くがぼんちょう:陸凡鳥
絵師  :甘塩コメコ
デザイン:?
編集  :?

第2回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<佳作>受賞作。

なんということでしょう。
普通におもしろかったよ!
演劇めいた仰々しいやり取りは好き嫌いがちょっと分かれるかもしれませんが、少なくとも個人的にはガガガの新人賞絡みではRIGHT×LIGHT以来、久々に「普通に」楽しめました。
長尺の台詞回しが好きな方(例えば奈須きのことか)におすすめ。