名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

はやしりょうすけ:林亮介

10/03/17 - の記事

迷宮街クロニクル4 青空のもと 道は別れ

タイトル:迷宮街クロニクル4 青空のもと 道は別れ(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

舞台は現代日本。京都を襲った大地震の後、巨大な洞窟が出現しそこから怪物が現れる。
当初自衛隊によって撃退されていた怪物は、やがて地上で生成できない化学物質を持っていることがわかり、そこから怪物退治をする探索者と、死骸を買い取る事業団の関係が発足する。

ウィザードリィ的な世界観をそっくり現代日本に持ち込んだこのシリーズもついに完結。
ほんっとーに最後の最後までハラハラさせられっぱなしでした。
この恐ろしいまでの緊張感がこの物語最大の特徴です。

すばらしい幕引きだったと思います。

読み終えてほっとする気持ちと、もう読めないんだなあと残念に思う気持ちが入り交じってる……このシリーズはきっとずっと自分の中では色あせないだろうなあ。

09/10/19 - の記事

迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く

タイトル:迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

大地震の折、京都に開いた大穴から出現した怪物達。
その怪物達からは希少な化学物質が取れるため、多くの命知らず達がその迷宮に挑戦していく。
そんなダンジョン探索の群像劇です。
今回は、完結編の上巻に当たる内容で、割と物語の動きは少ないんですが、やっぱり誰に何が起こるかわからないという緊張感は健在!

09/04/17 - の記事

迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの

タイトル:迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

ネット上で人気を博したweb小説『和風ウィザードリィ純情派』に大幅に手を入れた、迷宮探索者たちの群像劇2巻です。
大地震によって京都に口を開けた地下迷宮。
迷宮に現れる怪物は、希少価値のある化学物質を含むため、大金を求める探索者たちは今日も迷宮に潜り怪物達と死闘を繰り広げる……

相変わらずおもしろい! 恋愛模様など人物の掘り下げによる一人一人の魅力アップもさることながら、やはりドライなまでに探索者たちの命が『儚い』こと。どんなに周囲から注目され、実力を認められた人間であっても、いともあっさりと人生劇場から退場してしまうその冷徹さによって、読者は最初から最後まで気が抜けないのです。

08/11/18 - の記事

『迷宮街クロニクル』は『和風Wizardry純情派』のリライト作品だったのか……(汗

GA文庫で今月発売された『迷宮街クロニクル』。

これは傑作だ!とばかりに盛り上がっていたら、実はこれ以前にネットの一部では話題になっていたweb小説『和風Wizardry純情派』を商業用にリライトした作品だったことをついさっき知りました……遅ぇよ!

08/11/17 - の記事

迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?

タイトル:迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

おもしろかったーっ!!
今後に対する期待も込めて赤枠おすすめで!

現代が舞台+キャラも人外レベルの人間は出てこないから、ど派手な物語ではないんですが……実際にリアルでダンジョンもぐりをやったらこうなるかも?という設定が見事に消化されていると思います。

京都を襲った大地震がきっかけで開いた洞窟【迷宮】
。その化け物退治をして大金を稼ごうとする探索者たちの群像劇です!