名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

イマジン秘蹟

08/05/07 - の記事

イマジン秘蹟 3. WORLD'S

タイトル:イマジン秘蹟 3. WORLD'S(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

ものすごく話を単純化すると、学園内の異端である「魔女」を狩る組織・イマジンの活躍を描いたファンタジー。
物語としては学園だけで物語が展開する閉じた世界。登場キャラがどこまで真実を語っているのかわからないので信用度がイマイチなんですが、メタ構造になってるっぽいです。
誰かの物語として世界が動く、みたいな。
……などというもっともらしいことを書いておいて、今回の目玉は魔法少女セクスィーミサ(カラー挿絵あり)で決まりでしょう。
大道寺光紗にいったいなにが!?

08/02/09 - の記事

イマジン秘蹟 2 人でなしの恋

タイトル: イマジン秘蹟 2 人でなしの恋(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

主人公自身はとくにこれといった能力者ではなく、周りに特殊な能力を持った奇人変人が集い、主人公はひねくれた言動が多いのが特徴。
魔女狩り組織イマジンが話の中心になっているので、そういうアクションとネジのはずれた会話がメインです。
重度のツンデレvsヤンデレのような何かが見られます。(ちょっと特殊なヤンデレなので~のようなという書き方をしました)

07/10/03 - の記事

イマジン秘蹟 1

タイトル:イマジン秘蹟 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

後半部分を書き足し。

この作品を「挿絵でつい買ってしまった」人は少なくないはず。実は自分も8割ぐらいは絵に惹かれてホイホイと買ってしまったわけですが……
うん、合格。
全体として、どんなときも軽口をたたき合ってるというかむしろ半ば軽口の応酬こそ本編と言えるかも。
化物語が好きな人は気に入る確率が高そうな気がします。
学園退魔もので、今久留高校異端審問部<イマジン>の面々の活躍を描いてます。

化物語は、あまりにも神懸かっているのでさすがにあれと比べるのは無理ですが、スタンスとしては似てます。
やはり一番印象的なのは異端審問部<イマジン>の部長・光紗ですね。
一見ただのサド気質かと思いきやなにげに(本人が意識してるかどうかは別にして)ボケるし、繊細でけっこう打たれ弱いので時折みせるその弱さにグラグラきます。副部長のちこりもやっぱりハイテンションの裏に潜む弱さが。
イマジンの残り一名はあえて書きませんが(笑)、表紙絵をよーく見れば嫌でも一発で覚えます。怪しすぎ。
軽口の応酬こそが本編とは言いましたが、物語としてもきちんとまとまっています。各種お約束も完備し、グッドでした!