名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/10/12 - の記事

本日の名台詞

「――フェリオ様。私やリセリナ様以外の女性には、そういうことは仰らないでくださいね?」
「ん? ウルクに向けて言ったんだから、他の人に言う機会なんてあるはずないけど……どうしてだ?」
「フェリオ様の言葉には、私とはまったく別の、ちょっと理不尽な力がありますから。念のためです」


タイトル:空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (12)(小説:電撃文庫)
作者  :わたせそういちろう:渡瀬草一郎
絵師  :いわさきみなこ:岩崎美奈子
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ウルク・ティグレー&フェリオ (20 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品紹介は商品画像クリックで飛べます。シリーズ完結です。

それでは台詞解説。
平たく言うと、これから論戦に臨もうというウルクをごく自然体で励ますフェリオの言葉が直球ど真ん中ストライクに入ってしまい、後々のことを考えて「念のため」釘をさすウルクさんなのでした。朴念仁な人を好きになるって大変だなあ(笑)つくづくフェリオは「ずるい」性格ですええ。

狼と香辛料 (3)

タイトル:狼と香辛料 (3)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

行商人のロレンスを主役にして、ライトノベルで経済という要素を持ち込んだ希有なライトノベルです。
で、ありながらも獣耳にしっぽな、姿は可憐で、けれどもいいようにロレンスを翻弄する賢狼の化身な(見かけは)少女をすえることで、堅苦しさも感じないという絶妙なバランスの元で出来上がった逸品。あーこれたぶん、けっこう女性受けもいいんじゃないのかな?と思ってみたり。
3巻の内容としては、いやもう愛だねえ!というしかないですね。

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (12)

タイトル:空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (12)(小説:電撃文庫)
作者  :わたせそういちろう:渡瀬草一郎
絵師  :いわさきみなこ:岩崎美奈子
デザイン:?
編集  :?

良質ファンタジーたるこのシリーズもついに完結です!
いやー……終わってしまいましたねえ。こういう長期シリーズが終わると、読み終えた満足感ともう続きが読めないという寂寥感を同時に味わいます。しばらくは余韻に浸っていたい、そう思えるくらい実に満足のできるファンタジーでした。

ちなみに誰しもが気になるのは物語そのものの行方もさることながら、ウルクvsリセリナの恋の行方だと思いますが……

2006年10月 の新刊情報 GA文庫

いつかは……とは思っていたけど、さすがにこのスピードは予想外でした。なんとレーベル創設から1年経たずにポリフォニカはアニメ化決定です。……資本力と営業力の差か?

神曲奏界ポリフォニカ ストラグル・クリムゾン  榊一郎
かむなぎ 不死に神代の花の咲く  沖垣淳
戦塵外史 野を馳せる風のごとく  花田一三六

戦塵外史 野を馳せる風のごとく

タイトル:戦塵外史 野を馳せる風のごとく(小説:GA文庫)
作者  :はなだいさむ:花田一三六
絵師  :廣岡政樹
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)