名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/11/22 - の記事

本日の名台詞

(……こんな)
こんないい奴が――なんで、報われないのだろう。
いつまでも幸せに過ごしました、で物語を終えられないのだろう。
「なんか……むかついてきた」


タイトル:銀月のソルトレージュ―ひとつめの虚言(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リュカ・エルモント (275 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

剣と魔法のファンタジー。語られる伝説と実際の出来事の交錯具合がよい感じです。
序盤の展開も思わず引き込まれてしまうような上手い導入の仕方になってますので、読んで損はないんじゃないかと。

それでは台詞解説。
一人で気苦労を背負い込んでしまう人物の苦労を思いやって、憤る主人公の図。そう、がんばってる人間はもっと報われてもいいのです。

このライトノベルがすごい!2007

タイトル:このライトノベルがすごい!2007(その他:宝島社)
作者  :このらいとのべるがすごいへんしゅうぶ:このライトノベルがすごい!編集部
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

今年も目利き原稿といくつか本の紹介文を書かせていただきました。

既に他のサイトで詳しい情報を見られた方もいるかもしれませんが、うちではあえて細かいランキングは伏せておきますが……一位くらいはまあいいか。
今回は僅差でハルヒを退けて「狼と香辛料」が制しました。
いいところまでは行くと思っていたんですが、1位ですか。こういうランキングはある程度特色が出ないと逆に意味がないと私は思っていて、実際の売り上げや何かと付き合わせて上位のデータを見ると、未読本に手を出す参考にできそうです。
それから自分の目利き分について。

銀月のソルトレージュ―ひとつめの虚言

タイトル:銀月のソルトレージュ―ひとつめの虚言(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?

伝説の物語と、実際の物語の交錯する剣と魔法のファンタジー。ただし、舞台となっている世界は拳銃も出てくることから剣と魔法から脱却しつつある世界のようです。
200年前に世界を揺るがせ、今は伝説となったとある王国の姉姫と妹姫の物語が重要な鍵となってますが、この伝説と現実との関わり合いが絶妙でした。
息抜きできる軽妙なやりとりもあり、2巻以降も読みたいと思います。

小さな国の救世主 (3)

タイトル:小さな国の救世主 (3)(小説:電撃文庫)
作者  :たかみかずゆき:鷹見一幸
絵師  :Himeaki
デザイン:?
編集  :?

完結編かと思ったら、とりあえず小まとめになっててまだ続く模様。
ネット上の知恵を借りて逆転の秘策を考えるという主人公も、今回はかなり自分自身で考えて動いてます。
自分で書いててなんですが全く説明になってませんねこりゃ。ただの読了報告だ……