名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「奴の狙いは私だ。君は逃げろ、リュカ」
「馬鹿言うな、んなフラフラな足で戦えるかよ。俺が前に出るほうがいくらかマシだ」
「レオネルの時とは違う。君には戦う理由が――」
「それともアレか、君は俺のことを、こんな状況でハイ分かりました逃げますサヨウナラとか言える奴だとでも思ってるわけか? だとしたらブン殴るぞ、マジで」
「――そうだな。君は、そういう男だ」


タイトル:銀月のソルトレージュ 2(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ジネット&リュカ・エルモント (258 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

最近読んだファンタジーの中では、かなり良質の部類に入るファンタジーです。
最強の魔法書<ソルトレージュ(ひとつめの嘘)>が絡むにふさわしく、物語も鮮やかな嘘にすっかり騙されたりと、謎をたくさん盛り込みつつ、萌えな部分にもしっかり対応してます(笑)

さてそれでは台詞解説。
まあいわゆるピンチに陥って「先に逃げろ」「そういうわけにはいかない」という言わば定番のやりとりと言えます。