名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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06/12/19 - の記事

本日の名台詞

「あたしは、マナガといっしょがいいの。でも、マナガにくっついて、マナガがいなきゃ生きられないのは、嫌なの、違うと思うの」
「だから、ちゃんとするって決めた」


タイトル:神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック(小説:GA文庫)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :マチヤ・マティア (67 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品説明を見る時は画像クリックで~。

マティアは、マナガ以外には心を開かず笑いもしないような状態だったのですが、この休暇では他人に対して歩み寄る姿勢を見せはじめます。その心の内側が、この台詞に表れています。依存せず、自立した上で共に歩んでいきたい……そんな決意表明なのでした。

ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫

タイトル:ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫(小説:GA文庫)
作者  :おおにしかがく:大西科学
絵師  :銀八
デザイン:?
編集  :?

なんとも言えない味わいのあるファンタジー、それがジョン平とぼくとシリーズです。
2巻でもそのスタンスはまったく変わらず、明らか魔法の能力者としては劣った主人公の少年・重が、智恵を総動員してどうにか敵と渡り合っていくのが魅力。使い魔であるジョン平(大型犬)ののんびりしたしゃべりも独特な雰囲気を作り出してます。無敵のキャラが敵をばったばったとなぎ倒したり、少年がもてまくったりはしないので、極めて地味ですがそれでもおすすめしたいシリーズ。

神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック(小説:GA文庫)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

アニメ化の決まったポリフォニカシリーズの中で、ミステリを重視した”ポリ黒”の新作です。
今回は二人の精霊科刑事コンビに休暇が与えられ、休暇を満喫するという話になってます。
今まで、ポリ黒における探偵役(って、実際には刑事なわけですが)の少女・マティアはあまり突っ込んだ描写がされず、口数も少ないせいで余計に謎めいたままの存在だったのですがこの巻で、17歳の少女としての側面ものぞかせます。
マティアファンにはたまらない一冊となるでしょう。なお、細かいことは書きませんが、休暇中でもしっかりミステリはしてます。