名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/02/18 - の記事

本日の名台詞

「そうするしかなかったよ」


タイトル:扉の外(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?
キャラ :正樹愛美 (239 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

いつもと順番が逆ですが、最初に台詞解説を済ませちゃいますね。
ものすごく重大な影響を与える物事を成し遂げても、さらりとこの一言で済ませてしまえる人物というのはかなりおそろしいです。台詞に重みがないだけにかえって怖いという……。

では、作品について、
閉鎖空間での「ゲーム」を扱った作品。実はけっこう好き。
非常に癖が強く、電撃文庫「扉の外」の評価が両極端といった記事が作られてしまうくらい人によって評価の割れる作品です。現在、電撃の公式サイトで第13回電撃大賞入賞作品選評が掲載され、扉の外の選評もあるのですが、応募時とは書き直しなどが入って内容も変化しているとは言え、本質的な部分は一緒でしょうから参考になる部分もあるかと。

普段は意識して詳しく感想とか書かないようにしてますが、ちょっとこの作品には刺激を受けたので突っ込んだ話をしてみます。読んだ人向けなので、ネタバレ避けたい人は以下は読まないでください。

神曲奏界ポリフォニカ えきさいと・ぶるう

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ えきさいと・ぶるう(小説:GA文庫)
作者  :つきじとしひこ:築地俊彦
絵師  :うさづかえいじ:兎塚エイジ
デザイン:?
編集  :?

ここしばらく毎月必ず何らかの新作を出してくるポリフォニカシリーズ、今度はぶるぅシリーズの登場です。
半ば引きこもりニートのような自堕落青年・クルナと、気弱な精霊・ルーファメインのラブコメです。もっかい言いますが明確にラブコメです。
おまけにクルナは神曲演奏しませんし。(この辺についてはいろいろいきさつもあるようですが)
今のところは他のシリーズとの繋がりは特に出てきませんでしたが、あのキャラがアレということはそのうち何らかの繋がりが出てくるんでしょうか?

EX!

タイトル:EX!(小説:GA文庫)
作者  :おだきょうだい:織田兄第
絵師  :岩政宇騎
デザイン:?
編集  :?

元・悪の組織幹部の母親の血を引いているために、常人よりも身体能力が高く、本気で取り組むことが出来ないことが歯がゆくて、全力を出せる学校に行きたい!と転校した先は、かつてヒーロー組織と闘争を繰り広げ敗れた怪人組織が、片田舎に特殊能力を持った元・怪人の集う学園。
いろんな特殊能力を持った彼らは、しかし今では地域の人助けを率先して行っていて……。
いわゆる悪の組織の方にスポットライトを当てた物語です。適度にコメディ、適度にシリアスで、なかなかおもしろかったです。
ヒーローものが好きなら楽しめるのではないでしょうか。

銀の手のシーヴァ ハカセとコトリ

タイトル:銀の手のシーヴァ ハカセとコトリ(小説:GA文庫)
作者  :たちはらとうや:立原透耶
絵師  :曽我部修司×高山瑞季(シトロネット)
デザイン:?
編集  :?

魔法文明での跡継ぎの責務を捨てて転移の魔法で逃げ出した王子が辿り着いた先は、目的地の「異境」ではなく、今まで存在を知らなかった機械文明の国。
行きすぎた機械文明の歪みは何を意味しているのか?とかそんな感じのファンタジー。
感情を持ったAI少女が出たり、作りとしては定番です。