名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/05/31 - の記事

ガガガ文庫を見ていたら、ついやってしまった。

はじめにお断り。あくまでネタですから!
下で書いたことも少しは思ってますが、1ヶ月や2ヶ月で結果が出るものでもなし、しばらくはお手並み拝見。
が、そうは思っても往年のコピペ改変魂が久々にうずいて、つい作ってしまった。今は反省……していない。

本日の名台詞

「というわけで、私は元気よ。わざわざごくろうさま。大公位なんて狙わずに、これからもここで好きなことをして生きていくわ」
「アヴィ……」
「だって硝子細工も、書物も好きなのよ。もちろん外に出ることもね。私はよくばりなの。…でも、よくばりで幸せだわ。よくばりになれることが」


タイトル:プリンセスハーツ(小説:ルルル文庫)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :香代乃
デザイン:?
編集  :?
キャラ :アヴィセンナ&ジル (181 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品紹介は書影クリックで~。

では台詞解説。
ちょっと判りにくいと思うので、補足するとアヴィセンナは出生上の問題で、高貴な生まれでありながらそこにいるのに何の影響力もないどころか、いないものとして扱われる、物質的には不自由がない「だけ」の生活を送っています。そういう当たり前からほど遠い生活が、上のような持って回った言い方をさせるのでしょう。

魔法少女リリカルなのはStrikerS The Comics (1)

タイトル:魔法少女リリカルなのはStrikerS The Comics (1)(コミック:学研)
作者  :つづきまさき:都築真紀
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

なのはA’sと、なのはStrikerSを繋ぐ物語です。
中学卒業直前のなのは達がはじめてガジェットドローンに遭遇する話、スバルやティア達の訓練校時代、そしてスカウトを受けて部隊設立の準備を整えるまでの話が書かれます。
アニメで語られていないスバルとティアの出会いとか、エリオやキャロが何をしていたのかとか、あるいは戦技教導隊ってどんなところなのか?など物語の補完や、登場人物の理解が深まるため、ファンは必見と言っていいでしょう。

戦嬢の交響曲(せんじょうのシンフォニア) 2巻

タイトル:戦嬢の交響曲(せんじょうのシンフォニア) 2巻(小説:ファミ通文庫)
作者  :つきじとしひこ:築地俊彦
絵師  :赤賀博隆
デザイン:?
編集  :?

主に学園(というかほんとは訓練校)を舞台にした伝奇もの。
怪物が人々の生活を脅かすようになり、その怪物は通常の兵器では殺せず、唯一思春期の少女だけが怪物と戦うことが出来る……という話。
なにやら裏できな臭い陰謀が進行中らしく、訓練校を狙って起こる怪物絡みの事件。
このシリーズで重要なのは、極度のツン……というか壁を作って人を寄せ付けない、他人を信用しないけど腕は非常に立つ少女、雪風でしょう。
鉄壁と言ってもいいくらいのツン少女に、主人公はデレ感情を芽生えさせることができるのか!?
……なんか説明がおかしい気もしますが、あえて直さないことにします。

ゼロの使い魔 (11)

タイトル:ゼロの使い魔 (11)(小説:MF文庫J)
作者  :やまぐちのぼる:ヤマグチノボル
絵師  :うさづかえいじ:兎塚エイジ
デザイン:?
編集  :?

よいツンデレなのはもう今さら言うまでもないとして……
才人がなぜ自分の故郷のことを思い出したり主出さなかったり不安定なのかについて。
この理由付けがうまく、展開もよかったです。

07/05/30 - の記事

武林クロスロード

タイトル:武林クロスロード(小説:ガガガ文庫)
作者  :ふかみまこと:深見真
絵師  :Rebis
デザイン:?
編集  :?

注意。公共の場所では読まないことをおすすめします。
いや、読んでも構いませんけどね? むしろ混んだ電車の中で読むと、人が引いてくれて快適に読書できるかも。間違いなく白眼視されるけどな!

簡潔に説明。
女武侠+百合+エロスてんこもり(本番ありまくり)です。
巻頭のカラー絵なんかただの飾りです。本文中の挿絵の方がもっと危険。
ガガガ文庫はいったいどこへ行くのか、もうその行き先は誰にも……おそらくやってる本人達にも……わかりません。

超解読涼宮ハルヒ

タイトル:超解読涼宮ハルヒ(小説)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

29日発売なのでもう店頭には並んでるはず。

いわゆるハルヒの謎本ですが、かなりおもしろかったです。
考察に使われる事象は実に幅広く、まっとうなキャラ紹介や、京アニについてのあれこれといったものは比較的普通、はては後期クイーン問題だの、オイラーの多面体定理だの、ベルヌーイ曲線の解説だの、長門有希と綾波についてはまあ妥当なところだよなとか思っていたら戦艦長門にまで話はすっ飛んでいったり。
数学の定理はもはやレベル高すぎて、頭ついていかなかったりもしましたが(爆)、全体としては非常に満足のいくものでした。

2007年5月 の新刊情報

うらにわのかみさま ~邪神さまにおねがい~ 神野オキナ
戦姫 ~少年は荒野に立つ 夏緑
せんすいかん まとめ 水城正太郎
鉄刃サザン 大迫純一
ハカナさんがきた! 着の巻 織田兄第
くじびき勇者さま 4番札 誰が女神さまよっ! 清水文化

鉄刃サザン

タイトル:鉄刃サザン(小説:HJ文庫)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :FBC
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

うらにわのかみさま3 邪神さまにおねがい

タイトル:うらにわのかみさま3 邪神さまにおねがい(小説:HJ文庫)
作者  :かみのおきな:神野オキナ
絵師  :龍炎狼牙
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/05/29 - の記事

本日の名台詞

「人の最も深い悲しみってなんだと思う」
「――俺は、会えない事だと思う」


タイトル:沙漠の国の物語―楽園の種子(小説:ルルル文庫)
作者  :くらぶきともえ:倉吹ともえ
絵師  :片桐郁美
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ジゼット (252 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

厳しい砂漠の国で、貴重な水を深く根を張り自ら捜し、その根本には必ず水辺が出来るというシムシムの種子。そんなシムシムを巡る人々の物語。
これはいいファンタジーですね。一冊で綺麗にまとまっているし、山場もいっぱい。先が楽しみな新人さんです。

さてと、台詞解説。

沙漠の国の物語―楽園の種子

タイトル:沙漠の国の物語―楽園の種子(小説:ルルル文庫)
作者  :くらぶきともえ:倉吹ともえ
絵師  :片桐郁美
デザイン:?
編集  :?

第1回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門<大賞>受賞作。
初回特装版については最後で。
おおお……これはすごく勢いのある新人さんだ。
砂漠の国で、水を求めて深く根を張りその木が根づく場所には必ず水辺が出来るという植物シムシム。
砂漠ではとてつもない価値を秘めたシムシムの種子を巡る人々の物語です。
シムシムの使者に選ばれてしまった少女・ラビサがよく動き、話し、恋と、ときには空回りや挫折も経験しながら成長していく様子が、すごく魅力的に書かれています。文章からも瑞々しさがあふれ出るようです。
これもおすすめ……って、なんかもう今月ガガガルルルだけでかなりおすすめ連発してますね(笑

プリンセスハーツ

タイトル:プリンセスハーツ(小説:ルルル文庫)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :香代乃
デザイン:?
編集  :?

通常版と特装版が同時発売になってます。特装版については最後に。
まず1点。高殿作品のファンは忘れずに買うこと。パルメニアという単語に反応するようなら間違いなく有資格者です。
その次。さすがは高殿先生、ストーリーも一筋縄では行きません。
なんと、仮面夫婦ものですっ! ああ、全国のいたいけな少女の夢が~(笑)

2007年6月 の新刊情報 スニーカー文庫

イリーガル・テクニカ IV 囚われの賢者 後藤リウ
オイレンシュピーゲル 弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!! 冲方丁
レンズと悪魔 III 魔神壤戮 六塚光
純情感情エイリアン (3) 史上最大の愛の奇蹟 こばやしゆうき
薔薇のマリア VII. SINBREAKER MAXPAIN 十文字青

2007年5月 の新刊情報 ファミ通文庫

今月はリプレイとかが多く、人によって買う量が極端に分かれそうな気が……
自分は1冊のみ。

戦嬢の交響曲2 築地俊彦
だめあね☆☆☆ ウェディングベルはアイのため!? 葛西伸哉
モンスターハンター 魂を継ぐ者 (1) 氷上慧一
セブン=フォートレス リプレイ ラ・アルメイアの幻砦V3 (上) 菊池たけし、F.E.A.R.
セブン=フォートレス リプレイ ラ・アルメイアの幻砦V3 (下) 菊池たけし、F.E.A.R.

2007年6月 の新刊情報 ビーンズ文庫

篁破幻草子 めぐる時、夢幻の如く 結城光流
貴族探偵エドワード 琥珀の扉をひらくもの 椹野道流
星宿姫伝 しろがねの幸福 菅沼理恵
イシュターナの祝鐘 雨川恵

2007年6月 の新刊情報 コバルト文庫

伯爵と妖精 花嫁修業は薔薇迷宮で 谷瑞恵
天を支える者 罠は、蜜の味 前田珠子
王宮ロマンス革命 夢恋う少年に響く都の歌 藤原眞莉
鏡のお城のミミ はるかな王国に寄せて 倉世春
ガーディアン・プリンセス 花衣沙久羅
天空の瞳 ウォルドの婚礼と時の封印 橘香いくの
魔王サマと勇者の私 ~海賊のススメ~ 真朝ユヅキ
空色のイシュラ やさしい獣と月のない国 木崎菜菜恵

07/05/28 - の記事

本日の名台詞

「あなたは何度でも、約束を守ってくれる……でありますね」


タイトル:樹海人魚(小説:ガガガ文庫)
作者  :なかむらくろう:中村九郎
絵師  :羽戸らみ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :真名川霙 (274 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

中村九郎新作。
今までイメージの独創性は定評があったものの、独創的すぎて余人には理解が厳しいのが欠点だったのですが、「樹海人魚」で一般性と独創性のバランスが噛み合いました。文句なしにおすすめ。黒枠でおすすめしてますが、赤枠にするかどうか迷ってる、そんな感じの出来です。
もし昔挫折して以降手を出してない方がいたら、ぜひとも再チャレンジしてみてください。いや本当に。

台詞解説は……は、まあ不要かな?

学園カゲキ!

タイトル:学園カゲキ!(小説:ガガガ文庫)
作者  :?
絵師  :よし☆ヲ
デザイン:?
編集  :?

第一回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞受賞作。
ところでせっかくの受賞作なのに帯があれでは、看板が全くこれっぽちも生かせませんね。本気で新人売り込む気ありますか? 今後はどうにかしてほしいものです編集部さま。
途中までベタベタな学園ラブコメだなあ(褒め言葉)と思っていたんですが……
中盤以降にや ら れ た! 綺麗にまとまってますし、おもしろかったです。

私立歌劇学園。俳優・女優の卵が在籍し、クラス単位でドラマが作られ日夜放映されるところ。学園どころか都市まるごとひとつがドラマ・映画の撮影のために存在している歌劇都市。
学園の生徒達は有名になることを誰もが夢見ている……そんな学園ラブコメです。

07/05/27 - の記事

本日の名台詞

「でも今の僕は、僕がなりたかった僕なのかな、とか思うんだ。もっとちゃんとしたかった。当たり前のことを、当たり前に感じることができたりするようなひとに、何もしなくても、なれるものだと思ってた」
「ミツオはなれる、でありますよ。
当たり前のことを当たり前にできるひとなど、多くはいないであります。誰しも何か犠牲にしたりすっとばしたりして、歪みながら体裁を繕っているのであります。なりたいものになれるのは、なりたいと気づいたひとだけでありますよ」


タイトル:樹海人魚(小説:ガガガ文庫)
作者  :なかむらくろう:中村九郎
絵師  :羽戸らみ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :森実ミツオ&真名川霙 (167 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

いつもほんとに独創性の高い物語を送り出す中村九郎。
数作を経て、この「樹海人魚」で物語としてのしっかりした枠組が整いました。
以前から中村九郎作品に興味はあったけど、なかなか手を出せなくて……という方、これが今一番初心者向きかつ完成度が高い作品ですので、一度お試しを。
伝奇もの。細かいストーリーはおそらく知ったところで無意味なので、まずは読むのが一番。

それでは台詞解説です。
まあ要はヘタレな主人公を気遣う”歌い手”たる人魚、ということで。何言ってんだかさっぱりかもしれませんが、私は最後の一文さえ紹介できれば満足ですええ。

片山憲太郎「紅」アニメ化決定!(MOON PHASE 雑記より)

5/27のMOON PHASE 雑記によると
スーパーダッシュ文庫の「紅」がアニメ化決定とのこと。

情報元は集英社スーパーダッシュ文庫サマーフェアの書店向け注文書の案内だそうですが……
ライトノベル三大ロリの一角である九鳳院紫を擁する紅がアニメ化ですか。いやはや。

ハヤテのごとく!―Hayate the combat butler 春休みの白皇学院に、幻の三千院ナギを見たbyハヤテ

タイトル:ハヤテのごとく!―Hayate the combat butler 春休みの白皇学院に、幻の三千院ナギを見たbyハヤテ(小説:ガガガ文庫)
作者  :つきじとしひこ:築地俊彦
絵師  :畑健二郎
デザイン:?
編集  :?

最初に断っておきますが、ノベライズが普通そうであるように原作ファン以外は相手にしてません。
(原作未読でも読んで読めないこともないけど、ちっともおもしろくないでしょうというかそんなチャレンジャーはいないだろうけど)
結論から言うと、原作ファンは買いです。
原作者である畑さんは挿絵に相当気合いが入ってるのがわかるので本文そっちのけで挿絵目当てでも十分元が取れます。
コミック版のお楽しみであるカバー外し技もちゃんと実装。これは嬉しい!
貴重なパンチラもあったりなんかして。

07/05/26 - の記事

樹海人魚

タイトル:樹海人魚(小説:ガガガ文庫)
作者  :なかむらくろう:中村九郎
絵師  :羽戸らみ
デザイン:?
編集  :?

個人的にひいきしてる中村九郎新作です。
最初に断っておきますが、相変わらず序盤は読みにくいです。開始数ページで早くもつまづく可能性が……
ただし、序盤さえ越えてしまえば、なんと普通に伝奇ものとしておもしろいよ!
しかもラブストーリーだよこんちくしょう!
今まで発表された作品の中では、一番物語展開がすっきりしてます。
庶民ナイズされすぎて烈な個性がなくなると、個人的には寂しいものがありますが今ぐらいのバランスだと個人的にはちょうどいいかな?
アリフレロに比べ、一段と進化してきました。
(ひいきも入ってることは全く否定しませんが)この個性は魅力的。おすすめです。

マージナル

タイトル:マージナル(小説:ガガガ文庫)
作者  :かんざきしでん:神崎紫電
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

第1回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<大賞>受賞作。サイコ・サスペンスものです。
ジャンルがジャンルだけに、殺伐として病的な内容になりがちなので誰にでもおすすめするには厳しいですが、描写される心理状態などはかなり真に迫っています。
主人公がいつ凶行に走るのか読んでてハラハラしっぱなし。シリアスでサイコな内容が大丈夫ならおすすめ。

ガガガ文庫の帯は、果たして吉と出るか凶と出るか。

さてさて、5月24日に小学館のガガガ文庫が創刊されました。
わたしもいまいろいろ消化している最中ですが……みなさんは、店頭でガガガ文庫についている帯はもうご覧になりましたか?

まだの方は下の記事のディスプレイ写真をご覧ください。
●ガガガ文庫創刊 「業界のカリスマ田中ロミオがラノベ界にご降臨。」
おわかりでしょうか? 帯が全部おなじなんですよねこれ。

07/05/25 - の記事

人類は衰退しました

タイトル:人類は衰退しました(小説:ガガガ文庫)
作者  :たなかろみお:田中ロミオ
絵師  :山崎透
デザイン:?
編集  :?

美少女ゲーム界では有名なシナリオライター・田中ロミオ注目の初小説。
地球最後の「学舎」卒業生であるわたしの、就職先での日々の出来事は非常にまったりと癒されるものでありましたとさ。
あえて分類するなら癒し系ファンタジーかもしれませんが、どこかシュールな部分もあったりとかなりの変り種です。もろにツボに入ってしまったので、絶賛お勧めっ!!
あえて例えるならば『ファンタジー版食卓にビールを』といったところでしょうか。
……と、まずはネタバレなしで紹介。ここで手を出せる方は以下など読まずにれっつ読書。

では以下は少し作品に踏み込んで紹介しましょう。

本日の名台詞

「うん。ごめん、もう平気だから」
「嘘。ばればれなんだって」
「――え」
「あんたに作り笑いは似合わないって言ったでしょ。もっとメリハリつけなさい。はしゃぐのは元気ある時でいいから、辛いときには、友達(わたし)に頼ってよ?」
「…………」
「それとも、わたしじゃダメ?」
「……なに言ってんの。そんなことない……すごく、嬉しい」


タイトル:黄昏色の詠使い2 奏でる少女の道行きは(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :さざねけい:細音啓
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エイダ&サージェス (259 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品説明はご入り用なら書影クリックで。

あえて一切説明しないことにします。弱いときに無理矢理強がるな、ってことですね。持つべきは親友。

えむえむっ! 2

タイトル:えむえむっ! 2(小説:MF文庫J)
作者  :まつのあきなり:松野秋鳴
絵師  :QP:flapper
デザイン:?
編集  :?

もしごく普通の純愛をご希望の場合、あなたはこのシリーズにはけっして手を出してはいけません。
ラブコメとはいうもののこのシリーズに登場するのは変態ばっかりですっ!!
だがそれがいい。

1巻で読者を呆然とさせた変態パワーが今宵も炸裂です。ネタバレいやだ、と言う場合はもう何も考えることなく買って読むべし。
ちょっと興味出てきたけど、まだ決めかねる場合は以下にお進みを。

07/05/24 - の記事

本日の名台詞

「Vになるってどういう事か解る? いつだって他人の首を見つめないように努力してなきゃならないってことだよ」
「どんなに我慢しても月に一、二度は血を飲まなきゃいられない。飲んでる時は幸せだけど、しばらくしたらすぐまた渇きが来るのが判ってる。日光浴にも行けないし、百合の花を摘むことも出来ない。通りを歩くときはいつも日の当たらない側を捜してる。ときどき電球の光で眼が痛くなる。葱やニンニクの入った料理は全部避けなきゃならないし、銀の指輪も出来ない。それに、天国にだって行けないんだ」
「そんなの、君には似合わないよ」
「君は、そこに居てよ。日の当たる明るい場所に居てよ。僕には手の届かない場所にさ」


タイトル:モンスターズ・イン・パラダイス 2(小説:ウィングス文庫)
作者  :しまだりり:縞田理理
絵師  :山田睦月
デザイン:?
編集  :?
キャラ :カート (137 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品詳細については書影クリックで。
ウイングス文庫と言うことで、まいじゃーの主要な閲覧者には縁のない文庫だと思われますが、ぜひとも手にとってもらいたい一作です。次の巻で完結と言うことなので、手にとってもらいやすいと思います。ぜひぜひお試しを。

それでは台詞解説。
Vってのは「ヴァンピール」のことで、早い話が吸血鬼ですね。
自分がVに転化したら、もっとカートや神話的人類の気持ちが分かるようになるか?と聞いたジョエルへのカートの返事。二度とそんなことを言うなと言う迫力に満ちてます。言葉に出来ない相手への想いが……

魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01

タイトル:魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01(その他:キングレコード)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

A’sのドラマCDが非常に満足度の高い出来だったので、その流れもあって購入。
ドラマCDの内容は、第6.5話「出張・機動六課!!~緊急捜索任務in海鳴市~」 あとはキャラクターソングが3曲入ってます。
アニメの8話は必見で、作画がどうとか言って途中で切ってしまった人がいたら「あーあ、もったいないことしたね?」と言ってあげたいくらいなのですが、6.5話時点では極めてまったり進行ですね。
収録内容でピンと来る人は来るだろうから言ってしまいますが、機動6課の出張先は鳴海市。
新人たちの活躍は控えめですが、その分「あの人はあれからどうしているのか?」というのがきっちりフォローされていてファンならかなり楽しめます。

なお、銭湯に入りに行くシーンがあるんですが、エリオの恥ずかしがりっぷりがっ!
別にショタ属性はないのに、キャロとのやりとりに思わずニヤニヤしてしまいました。

以下は収録内容。