名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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08/03/08 - の記事

2008年2月の傑作ライトノベルピックアップ

毎度タイミングが遅くてすいません。その月発売分の作品を消化してから……と思ってると、どうしてもタイミングずれちゃいますね。なお、忙しさは一段落したので読書量は少し回復しつつあるかな? (先月分はこちら

単発&新作&マイナー優先。
詳細な感想・名台詞については書影をクリックしてください。
明確な順位付はしていませんが、上の方のものをよりおすすめとしています。


ベン・トー ― サバの味噌煮290円
半額弁当の争奪戦がなぜこんなにも熱いのか!
2008年バカライトノベルナンバーワンはほぼこれで決まり。おもしろすぎる!

弁当を食べるシーンが実においしそうなのもポイント高し。

本日の名台詞

「ほんとは、こんなものは要らない。私の勝利はだれかの喪失の上に築かれるべきじゃない。でも、しかたない。私も革命家で音楽家であると同時に、ただの恋する女だ」


タイトル:さよならピアノソナタ 2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?
キャラ :神楽坂響子 (217 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

恋と音楽のたっぷりつまった青春小説。
特に音楽の部分は圧巻です。元の音を全く知らない私にさえ音が降ってくるような気がするので、ましてや洋楽・クラシックに造詣が深い人は読まねば!!

それでは台詞解説。
普段から「恋と革命に生きる女」を自称し、その有り余る行動力と才能を発揮しまくっている神楽坂先輩。そんな超人もやっぱり人の子でした。あえて台詞そのものに解説を入れませんが、何か迫力は伝わってくると思います。そして実際に台詞を目にすると……これはヤバイ。ゾクッと来た!

さよならピアノソナタ 2

タイトル:さよならピアノソナタ 2(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

恋と音楽、特に音楽の部分が非常に魅力的かつ力強く書かれた青春小説。
天才ピアニスト少女と騒がれながら、心因性の障害で右手が自由に動かせずピアノ界から姿を消していた少女・蛯沢真冬。
人を寄せ付けない孤独なオーラを持つ彼女を、強引に引っ張り込んだ民族音楽研究部の面々を描きます。青春小説好きと、音楽好きな方には強くおすすめ。

マージナル 2

タイトル:マージナル 2(小説:ガガガ文庫)
作者  :かんざきしでん:神崎紫電
絵師  :kyo
デザイン:?
編集  :?

自らが殺人などの猟奇にこそ走らないが殺人・拷問系サイトの管理人を務め、異常者との境界線に立つ「マージナル」である主人公、京也。
主人公自身が危うい状態にあるやや変則のサイコミステリ。当然ですが扱う犯罪も猟奇犯罪ですええ。ガガガ発の新人さんで、題材自体が人を選びますがなかなかどうしていい出来です。

魂振の協奏曲

タイトル:魂振の協奏曲(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :きたざわだいすけ:北沢大輔
絵師  :ぺこ
デザイン:?
編集  :?

……今、紹介書こうとして気がついた。2巻飛ばして3巻読んじゃった!?(汗
すいません、特に違和感を感じなかったのでノープロブレムと言うことで……>ヲイ
和風ロックファンタジー(と、あらすじに書いてあった)でハーレム系。
退魔を生業とする神社の跡取り息子音矢は、許嫁や幼馴染み、その他の美人巫女に囲まれて毎日を送るラブコメに、退魔が絡んでます。
正しくエロゲな主人公の王道を歩いていて、鈍感もそこまで行くともはや犯罪、そんな感じのハーレム模様。