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08/06/13 - の記事

まーちゃん? まだまだぬるい! ライトノベル最強のヤンデレ、リネア様を讃えよう

ライトノベルでのヤンデレと言えば、たぶん一番有名なのは電撃の「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」に出てくるヒロイン・まーちゃんでしょう。
確かにみーくんが少しでも他の女になびいている(ように見える)と手加減のない暴力も辞さないまーちゃんは、「病んで」ます。しかし、理性が足りないので見てて正直おもしろくない。

やっぱり知性と理性がきちんと存在する中に潜む狂気こそがヤンデレの魅力だと思う訳です。
そういう前提だと「タザリア王国物語」シリーズに登場する皇女・リネア様は最強のヤンデレです。

タザリア王国物語 獣面の暗殺者

タイトル:タザリア王国物語 獣面の暗殺者(小説:電撃文庫)
作者  :スズキヒサシ
絵師  :あづみ冬留
デザイン:?
編集  :?

王子の影武者が、とある事件をきっかけにほんものの皇子としてふるまうことに……。

最初は影の皇子・ジグリットを中心としたタザリアという王国の興亡を描写するのかなと思っていたんですが、巻を重ねるに連れそれは勘違いだったらしいとわかりました。
かんっぺきにジグリット一代記です。王国の興亡なんて刺身のツマよりもどうでもい……げふんげふん。
ただ、潤いの面で問題があると思ったのか4巻では少女神たるアンブロシアーナと、勘違いが助長されてジグリットを憎悪し復讐相手として追いかける踊り子ナターシにスポットを当てています。

もちろん、みなさまが崇め奉るヤンデレ神のリネア様は今日もご健勝です!!